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陰陽五行論をわかりやすく解説|経営者や会社員が知っておきたい活用法
「陰陽五行論(いんようごぎょうろん)」と聞くと、東洋占いや歴史マンガ、教科書を思い浮かべる人も多いかもしれません。
しかし本来の陰陽五行論は、自然のしくみや人間社会のバランスを読み解くための普遍的な知恵であり、現代のビジネスシーンにも十分活かせる考え方です。
先行きが不透明で変化が激しい今、会社員や経営者にとって「バランスをとる視点」や「状況に応じて柔軟に動く力」は欠かせません。
つまり、陰陽五行を知ることは、チームマネジメントや意思決定、さらには自己管理にも役立つヒントになるのです。
この記事では、陰陽五行論の基本的な意味をやさしく解説しながら、会社員や経営者が日々の仕事や人間関係にどう応用できるのかをご紹介します。
陰陽五行論とは?

陰陽五行論は、陰陽五行思想とも言われ、東洋思想における宇宙観・世界観を表す自然哲学であり、万物の成り立ちや変化を「陰陽論(陰陽説)」「木火土金水の五行論(五行説)」で読み解くという考え方です。
シンプルに、自然界の法則を可視化、言語化したものとも言えます。
また、算命学や帝王学も、陰陽五行論から発展した学問です。ご興味のある方は、ぜひこちらもご覧ください。「陰陽五行論・算命学・帝王学の違いとつながりを徹底解説!」
陰陽論(陰陽説):相反するものの調和
陰陽論は、すべてのものは、「陰」と「陽」の対立と調和によって成り立つ、という思想です。この世の全ての事象を陰と陽(例えば女と男、夜と昼、裏と表など)に分類して考察していくのが特徴です。そして陰と陽にはそれぞれ役割があり、陰と陽が切り替わったり、陰と陽が交互に強くなったり、陰と陽が交わって新しいものを生み出していく、という考え方です。

五行論(五行説):木・火・土・金・水の5つの性質
五行論は、この世の全てのものを五行(木・火・土・金・水:もっかどごん(きん)すい)の5つに分類し、どれかの性質を持つというもの。古代人が地球を観察したとき、地上にある物質はこの五行にすべて分類されると考えました。それが、木(大樹や草花)、火(太陽の光や灯火)、土(山岳や田畑)、金(刀剣や宝石)、水(海洋や小川)の5種類です。
そして、この五行の循環によって世界が動いているという自然界の法則を表しています。当然、人間も自然界の一部であるため、五行に分類され論じることができる、としており、そこから人の持つ宿命を鑑定する技法が占術として発達していきました。

「陰陽論」と「五行論」の融合
相反するものを調和させる陰陽論と、5つの性質が循環する五行論を融合させたものが、陰陽五行論であり、2500年ほど前の春秋時代の中国で、学問としてまとめられたと言われています。
陰陽五行論を紐解くと、経営者やビジネスマンにとって有益な、次のようなことが分かるので、私が主宰する講座「社長の帝王学」にも、男性・女性を問わず多くの方が参加されています。
・自身および他の人の宿命・才能に合った仕事や、ビジネスとの関わり方
・自身および他の人の運勢、バイオリズム(好調期や不調期、不調期の過ごし方)
・組織における最適な人材配置、採用戦略
・家族や社員、お客様との相性や、良い人間関係の作り方
・新規事業や支店開業がうまくいく開始時期の判定
・国の運勢、世の中・時代の流れ 等
他にも陰陽五行論は、引越しや結婚に適した日取りを判断したり、持って生まれた体質を見て注意すべき症状が分かったりと、ビジネス以外のことにも使うことができます。だからこそ陰陽五行論は、古来より多くの為政者やリーダーが使いこなしてきたとされる強力なツールなのです。
なぜ今「陰陽五行論」が注目されるのか

それではなぜ今、陰陽五行論が注目されているのでしょうか。それは、進むべき方向の見えづらい現代で、時代や自分に合った方向を指し示してくれる、コンパスのような役割を果たしてくれる理論だからです。
不確実性の時代に「バランスをとる考え方」が有効
現代のビジネス環境や社会状況は、VUCA(ブーカ)*の時代ともいわれ、変化が激しく、先行きが不透明で、複雑で、曖昧です。ここ数年の、コロナ禍やAIの急速な進化など、個人レベルで実感されている方も多いことでしょう。
何が正解か分からない。このような時代だからこそ、特に経営者の経営判断がブレてしまうことが多くなります。一方でこれまでの西洋マーケティングでは判断できなかった、次のようなことが読めるようになれば、判断に迷うことは少なくなるでしょう。
・自分自身の天命や使命(つまり進むべき方向性)
・今後、世の中や国がどういう方向に動いていくか
・いつ自分が動き出すか、仕掛けるタイミング
正解のない時代だからこそ、世の中やお客様、取引先や社員、そして家族などとも、バランスを取って歩んでいくことができる陰陽五行論を習得することが、大きな武器となるのです。
*VUCAとは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取った言葉です。
世界や国の流れを知り、未来が読める
前述のように陰陽五行論では、国の運勢や、世の中・時代の流れが読めるとしています。なぜなら、宇宙(世界)、国、そして会社や個人には、それぞれ次のような流れ、サイクルがあるとしているからです。
・宇宙(世界)の流れは、60年サイクル
・国(国家)の流れは 50年サイクル
・個人や会社の流れは、50年サイクル
宇宙(世界)、国、そして会社や個人は、一定のサイクルを繰り返しながら、発展し続けているとされており、現時点が各サイクルのどの地点か照らし合わせることで、来年、3 年後、5 年後がどうなっていくのかが大まかに見えてくるのです。
個人のバイオリズムから攻め時・守り時が分かる
陰陽五行論では、人それぞれに、打って出るべきタイミングや、守るべき・慎重になるべきタイミングがあるとしています。つまり、個人のバイオリズム(好調期、不調期のサイクル)があり、その読み解き方を教えてくれるのです。
さらに陰陽五行論では、個人の持つ「天中殺タイプ」によって、最も注意すべき時期を「天中殺期間」として定めています。
天中殺について詳しく知りたい方は「天中殺6つのタイプとは?自分の天中殺を知り年・月・日・時の行動に役立てよう」をご覧ください。
陰陽五行論を現代人の仕事に活かす3つのアプローチ

ここからは陰陽五行論を経営者やビジネスマンがどのように活用していけばいいのか、3つのアプローチをご紹介します。皆さんのビジネスシーンに置き換えて、イメージしてみてください。
1.ビジネスを時代や世の中、そして自分に合うようブラッシュアップ
陰陽五行論からは、今の時代に受け入れられる商品やサービスの傾向がわかります。さらに、自分の使命や才能を知ることで、無理のないスタイルでビジネスを設計することができます。
「時代と自分」に合ったビジネスを組み立てることで、闇雲にがんばるよりも「流れに乗って成果を出す」ことが可能になるのです。
2.意思決定のスピード、精度の向上
現代の経営者にとって、最も必要とされるのが「決断のスピードと精度」です。しかしその決断は、「どの方向に進むのか」「いつ動くのか(タイミング)」を誤ると大きな損失にも繋がりかねません。
陰陽五行論を活用することで、
・自分が動くべき方向がどちらなのか
・今の時期にどんな動きをすべきか
・最も効果が出るタイミングはいつか
を読み解けるようになります。つまり、根拠のない「勘」や「気合い」ではなく、自身の宿命に沿った「精度の高い判断」がスピード感を持ってできるようになるのです。
3.強いチーム作り、最適なリーダーシップの実現
ビジネスは人で成り立っています。そして、チームメンバーには、それぞれ「五行の役割」があるとされています。
・木:継続や持続
・火:広報やPR
・土:管理やリーダーシップ
・金:新規開拓や変化
・水:教育や新規開発
これを理解すれば、チーム内の衝突も「対立」ではなく「役割の違い」として捉えられるようになります。リーダー自身が自分の宿命を知り、最適なリーダーシップスタイルを発揮することで、組織は自然と調和し、成果が最大化していくのです。
実践!陰陽五行をビジネスで活かす具体例

次は実践編です。陰陽五行を上記のアプローチで、実際のビジネスに活かしている具体的な事例をご紹介します。うまく取り入れることで、私自身はもちろんのこと、多くの受講生が、ビジネスや人間関係を良好にし、期待した以上の成果を手に入れています。
1)ビジネスを時代や世の中、そして自分に合うようブラッシュアップし、売上を2倍にした事例
例えば、ある税理士の先生は、税理士業務以外に財務コンサル、業務改善コンサル、海外進出のサポートなどの業務を幅広くしていました。そして収益アップのため、さらに業務範囲を拡大しようと、「社長の帝王学講座」を受講されました。
その結果、時代や自分の宿命に合っているのは、業務拡大ではなく、自身の業務を絞り込み、クライアントを高みへ導いていくためのコンサル業務だということを理解します。
そこでこの先生は、業務を財務・業務改善コンサルに絞り込み、クライアントに対して高付加価値サービスのみを提供する業態へと大胆に変更しました。
その結果、2倍近くの売上の売上を達成したのです。
2)意思決定のスピード、精度の向上で、売上UPした事例
例えば、治療家の先生でもあるスタジオ経営者が、ビジネスを体系的に学び実践するため、そして普段の意思決定の精度向上のために、「社長の帝王学講座」を受講されました。
帝王学を学び自身の宿命やバイオリズムを読めるようになったことで、自身の進むべき方向性が明確になり、ビジネス発展のための打ち手が非常にクリアになり、意思決定のスピードが格段に増したそうです。その結果、いくつかのビジネスがよりスムーズに回り始め、治療技術を他の先生に伝えていくための講座の売上が2倍、全体としての売上を1.5倍に伸ばすことができました。
3)強いチーム作り、最適なリーダーシップを実現した事例
例えば、ある生活インフラ工事会社の社長は、社員の離職やモチベーションの低さに悩み、より強いチームを作りたいと、「社長の帝王学講座」を受講されました。
そこで強いチームづくりの原則や役割論などを学んだ社長は、早速社員一人ひとりに、彼らの希望を聞き出しながら、会社のビジョンを伝え、どのように仕事の中で彼らの望みを叶えていくことができるかを真剣に検討しました。さらに並行して、五行のバランスを意識したチーム作りに取り組みます。
その結果、社員の離職は止まり、チームとしてのまとまりが出てきました。そして社内の雰囲気も劇的によくなり、社員の数をいたずらに増やすことなく、前年の1.4倍の売上を自然と達成したのです。
まとめ:陰陽五行論は“流れを読み、バランスを取る学問”
陰陽五行論は、根拠のない占いではありません。ビジネスの世界では「人や組織をより良い方向に導くための、普遍的な知恵」と言ったほうがふさわしいでしょう。社会人がビジネスに取り入れることで、より柔軟で安定した仕事の仕方ができるようになってきます。
その際は、世の中や時代の流れ、自身の進むべき方向性やバイオリズムといった流れに逆らわず、「身を任せる」という感覚を大切にしてください。そして、世の中やお客様、取引先や社員だけではなく、家族などとも、うまくバランスを取って歩んでいくことが大きな成功のコツとなります。
陰陽五行論に興味が出てきた方は、まずはご自身の宿命やバイオリズムが分かり、新たな気付きが得られる、「経営指針シート」を下記から取り寄せて見てみてください。
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