2017.06.10

天中殺期間中は、攻めずに守る!

陰陽五行論

天中殺期間中は、攻めずに守る!

今月6月5日に、月天中殺が空けた。
これからどんどん攻めて、動いていく時期になったのだ。

天中殺(てんちゅうさつ)とは何か?

陰陽五行論では、十干と十二支を組み合わせて宿命を見ることをお伝えした。
ここで十と十二を組み合わせると、12-10=2 が余ることにお気づきだろうか?

12の時間世界と、10の現実(空間)世界。
時間世界からみると、現実世界が組み合わされない時間が2種類あることになる。

これが空亡(くうぼう:つまり空間がない)ともいわれる天中殺で、いくら努力をしても、思いがあっても、現実世界がないので、結果が非常に出にくい時間範囲、ということになる。

天中殺期間とは?

陰陽五行論では、与えられた宿命によって、誰にでも次の天中殺期間がある。

  • 天中殺年(12年間のうち2年間)
  • 天中殺月(12カ月のうち2カ月)
  • 天中殺日(12日のうち2日)
  • 天中殺時間(24時間(12刻)のうち、4時間(2刻))

天中殺期間中には

  • 心が乱れやすい
  • 現実世界が壊れやすい

という現象が現れやすい。

天中殺中に避けるべきこと

気がはやるのだが現実世界が追い付いてこないのだ。
だから次のようなことは、天中殺期間中に避けるべきこととされる。

(これらをやってしまうのも人間だ)

  • 重大な決断
  • 起業、新規事業の立ち上げ
  • 結婚
  • 引っ越し

天中殺期間中にやると良いこと

一方で、天中殺期間中にやると良いとされているのが、

  • ご先祖様の墓参り、神社仏閣へのお参り
  • ボランティア活動
  • 自己成長のための勉強やスポーツを始めること
  • 思いっきり遊ぶ
  • いろいろな見直し

である。

宿命を論じる、算命学(陰陽五行論)で最重要理論とされるのが天中殺論。
天中殺期間中には、地に足を付けて、攻めるよりは守ったほうがいいよ、自分を見つめ直し考えを整理するのによい期間だよ、と教えてくれているのだ。

天中殺期間中に実際起きたこと

私は、「子丑」、「寅卯」、「辰巳」、「午未」、「申酉」、「戌亥」と6種類ある天中殺(誰でもこのどれかに当てはまる)のうちの「辰巳天中殺」。

辰と巳の年、月、日、そして時間が天中殺期間になる。
(月で言うと、毎年4月と5月が辰と巳の月なので、ここが月天中殺になる。)

私も今回の月天中殺に、

  • ある人間関係が壊れた(残念だが、もともと壊れるべきものだったと思う)
  • 体に若干の異常が見つかり、治療につなげた
    (月天中殺期間中に、医者にかかると異常を見つけてもらいやすい)
  • 仕事の成果は出にくかった

という現象が起きた。(毎年この期間はこんな感じになっている。)

また、

  • 自分の見つめ直し/今後の計画の立て直し
  • 新たな勉強(ソシュール思想・意味論やメタ思考、英語等を勉強)
  • スポーツジム通い

といったことに取り組んで準備を行い、その一環として、天中殺明けにこのブログを公開したというわけだ。

天中殺はバイオリズムの低下のようなもので、「嫌だ」といって避けられるものではない。
だから運命上の流れを読んで、「攻め」や「守り」を切り替えながら動いていくことで、次の流れにもスムーズに乗って行けるということなのだ。

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