2019.02.10

量こそが質を作る

陰陽五行論

100人の成功者へのインタビュー

私は10年ほど前に、日本で幸せに成功している人100人に、
その幸せと成功の秘訣をインタビューし、出版するという
「100冊の本」プロジェクト
のサブリーダーをさせてもらった。

・将棋の羽生善治名人(当時)
・ブリキのおもちゃ博物館 館長の北原照久さん
・受験勉強のカリスマ和田秀樹さん
・ビジネスの達人 浜口直太さん
・投資の神様 日本のウォーレン・バフェット 竹田和平さん

といった素晴らしい方々100名にインタビューをさせていただき、
それぞれを30-40ページほどの原稿にまとめていったのだ。

羽生さんに至っては、その後、
講演会を主催させていただいたり、
出版に関わらせていただいたりもした。

2年がかりのプロジェクトは非常に大変ではあったが、
やり遂げた時に得た経験や自信は非常に大きく、
今の私の核の1つとなっている。

4000ページ分の文字起こし

100冊の本の分量は原稿にして4000ページにも及んだ。

その半分くらいの原稿は私が文字起こしや清書、校正を行い、
残りの原稿の清書、校正も行ったものだ。

実際のインタビューも40人近くの方に直接お会いして行った。

それくらいの量をこなしたことで、

・凄い人や成功者に会っても、礼節を守りつつコミュニケーションが取れる
・ほぼ人が話すスピードで文字起こしができる
・本の原稿をそれほど悩まずに書くことができる
・幸せな成功者の考え方やマインド(共通点がかなり多い)

などが身に付いた。

これらはとにかく、ひたすら数をこなしたおかげだと思う。
数稽古だ。

量質変換の法則

何かのスキルを身に付けたいとき、最初に必要なのは圧倒的に「量」である。

まずは質は二の次で良い。
ただし、1つ1つをきっちりと終わらせることだ。

それをひたすら積み重ねていく。

100冊の本のインタビュー者のお一人に、教えてもらったのだが、
「量質変換の法則」というものがある。

高い砂山があったとする。
砂山から1粒の砂を取って、少し離れたところに置くと、それは「1粒の砂」だ。

また1粒の砂を移す。
そしてまた1粒。

そんなことを繰り返すと、やがて離れたところに「山」ができ始める。

さらに繰り返し続けると、離れたところに元あった山が移動するのだ。

つまり1粒ずつ砂を移していけば、何もなかったところに、高い山ができあがるということだ。

量を積み重ねることで、いつしか「砂粒」が「砂山」になる。
「質」そのものが変わってしまうのだ。

これこそが「量質変換の法則」である。

同じ理屈で、時間と人手をかければ、富士山を移動させることだってできるだろう。

自分の中に富士山を積み上げる

・200日以上、毎朝決まった体操をしている
・100本以上のセールスコピー(売るための文章)を書いている
・1000社以上のコンサルティングをしている
・累計1万冊以上の本を読んでいる
・関わらせていただいた本の累計部数が10万部を超えている

上記は私がやらせていただいていることである。

コツコツと積み重ねていくことで、他の人から見ると
ある日(それを知った日)とんでもない山が突如出現したように見えるだろう。

一方で本人の意識としては、目の前のことをただやっていただけだ。

このブログも毎週書くようになったが、
気が付けば50記事、100記事と溜まっていくだろう。
(そのようにしたい)

そして量をこなしていくと、
気づくこと、身に付くことの次元が全く変わってくる。

自分の中に、富士山をたくさん作っていくことで、自信も実績も付いてくるのだ。

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