2021.07.26

ついに「なんくるないさぁ」鑑賞!監督にもお会いしました!

ビジネス&マーケティング

ビジネス陰陽師の吉川です。

昨日は、以前から観たいと思っていた

「なんくるないさぁ」劇場版

の東京試写会にご招待いただき、
とうとう観ることができましたので、
そのお話をします。

沖縄の喜劇の女王の、「死後の」物語!?

このお話の主人公は
「沖縄の喜劇の女王」と言われた
仲田幸子(なかださちこ)さん。

「お客さんを喜ばすのが私の生きがいだから」と
「劇団でいご座」を率いて、
73年にわたって、沖縄の舞台に立ち続けた
生粋の喜劇役者です。

・平成22年沖縄県文化功労者表彰
・令和2年那覇市政功労者表彰

沖縄では知らない方がいないというくらい
沖縄の皆様に愛される有名人。

2019年に引退はされたものの、
その後も那覇市にお店を出したりと
88歳とは思えないくらい
元気に活動をされています。

そしてこの映画が、なんと、
仲田さんが亡くなった場面から始まるのです。

(当のご本人はいたって元気なのに!)

ドタバタコメディの裏テーマとは?

映画は、この仲田さんのご遺体をめぐる
ドタバタコメディとして進行していくのですが、

「遺体」という設定にも関わらず
仲田さんが色々なバージョンで
たくさん出てきて、笑わせてくれます。

(途中から、あー、そういうものかーと
 納得して観ておりました)

沖縄の美しい景色と相まって、
それだけでも楽しめる映画なのですが、
実は観客へ伝えたい「想い」のこもった映画です。

ラスト20分のところの
仲田さんの本音のお話からのエンディングが圧巻で
非常に楽しませていただきました。

「なんくるないさぁ」はお気楽な言葉じゃない

その想いは「なんくるないさぁ」という一見
お気楽な言葉に集約されています。

「やっていれば、なんとかなるさー」みたいな
意味でとらえている方が多いと思いますが
(私もそうでした)

「なんくるないさぁ」とは、元々は
「まくとぅそーけーなんくるないさ」という言葉。

これを意訳すると、

「くじけずに、正しい道を歩むように
 誠実に努力すれば、いつかそれが叶う日、良い日が来る」

という意味です。

仲田さんがなぜ、戦後の厳しい時代から
73年も喜劇を続けてこられたのか、
その想いが伝わってきました。

野田監督が懇親会に!

今回、プロデューサーをされた
椿井勝彦さんのご招待により、
映画鑑賞をすることができました。

そして、終わった後の懇親会に、なんと!

この映画を制作された
野田孝則監督と
村岡克彦プロデューサーが電撃参戦!

映画の裏話や、
なぜこのようなストーリーにされたのか、
気になるあのシーンの本当のところ、など

監督ご本人に、映画のことを色々と質問できる
という幸運をいただきました!
(野田監督は私の隣に座っていただいたので
 たくさんお話しできました)

例えば、仲田さんの最後のセリフは
なんと全てアドリブだそうで、

カメラを回しっぱなしで
仲田さんの本音をポロっと引き出すように、
どんどん突っ込み、お話ししながら
作っていったそうなのです。

凄すぎる・・・

コチラの想像以上の話ばかりで、
非常にためになりましたし、
クオリティを追求するその姿勢は
見習うべきところが多すぎて、勉強になりました。

ご招待いただきました椿井さん、
本当にありがとうございました!

コメントを残す

*