ビジネス陰陽師の吉川です。
今日は私のやっている「ビジネス読書会」で
何度か取り上げている名著
「現代広告の心理技術101」から
非常に役立つ考え方を紹介します。
現代広告の心理技術101
ダイレクト出版の出版物の中で
結構売れ筋だと思うのですが、
「現代広告の心理技術101」
(ドルー・エリック・ホイットマン著)を
今日は取り上げたいと思います。
この中で、私も感動した考え方で
「Life Force 8」(ライフ・フォース・エイト)
というものがあります。
この考え方を、文章を書く際や
マーケティングをする際に取り入れると
成果を非常に上げやすくなります。
「Life Force 8」とは?
「Life Force 8」(ライフ・フォース・エイト)とは、
日本語では「生命の8つの躍動」という意味で、
人々が生きていく上で欲しくて仕方がない、
というか本能的にほぼ無条件に求めるものです。
したがって、このLF8に訴えかける
文章や広告を作ると、人々が絶対に
読みたくなるような文章ができる、ということ。
以下がその8つの力です。
①生き残り、人生を楽しみ、長生きしたい
②食べ物、飲み物を楽しみたい
③恐怖、痛み、危険から逃れたい
④性的欲求(異性が欲しい、モテたい、愛されたい)
⑤快適に暮らしたい
⑥他人に勝り世の中に後れを取りたくない
⑦愛する人を気遣い、守りたい
⑧社会的に認められたい
いかがでしょうか?
どれか一つ欠けても、大きな悩みに
なりそうなものばかりですよね。
LF8を意識したビジネスの例
このLF8のどれかを元に文章や広告を作ると
人々を強力に惹きつけます。
例えば、②おいしそうな食べ物、飲み物の写真は
多くの人を惹きつけてしまいますし、
グルメ番組はテレビでも非常人気がありますね。
飲食業は一大巨大産業です。
④性的欲求でも、恋愛や婚活というところでは
当然のように、
巨大なビジネスが生まれています。
こうしたLF8を満たす場面を、
具体的にイメージさせる広告を出すと
人々を惹きつけることができるのです。
その他の「9つの欲求」とは?
この本では、LF8のほかに、「9つの欲求」を
挙げてはいます。
しかし、LP8が本能にダイレクトに響くのに
比べて、どうしても弱い印象です。
「9つの欲求」は下記になります。
①情報が欲しい
②好奇心を満たしたい
③身体や環境を清潔にしたい
④能率よくありたい
⑤便利であってほしい
⑥信頼性、質の良さが欲しい
⑦美しさと流行を表現したい
⑧節約し、利益を上げたい
⑨掘り出し物を見つけたい
まあこちらも参考にしつつ、LF8を
押さえた広告、文章を
作るように工夫してみてください。