2024.04.22

【後継者問題】事業継承する際に注意するべき、帝王学的ポイントを解説!

ビジネス&マーケティング

こんにちは、ビジネス陰陽師の吉川です。現在開講中の『社長の帝王学講座』でも、様々なステージの経営者の皆さんからご相談を受けているのですが、よくある経営上の課題として『後継者問題』『事業継承』があります。

特にご自身のお子さんやお孫さんへ会社を継がせたいけれど、漠然とした不安があり、どういったことに気を付けたら良いのか。今回はそうしたお悩みを持つ方へ帝王学的知見から解説させていただきます。

Youtubeでは、『お子さんやお孫さんに事業や会社を継がせる際の留意点』について解説しています。
よろしければご覧ください。

▼子や孫へ事業承継する際のポイントとは?

重要なのは後継者候補の「天中殺タイプ」を確認すること

帝王学や陰陽五行論の観点から、『後継者問題』を解決する際には様々な切り口が考えられますが、一つ見逃せないポイントは、後継者候補の方の天中殺タイプです。

天中殺は大きく6つの種類に分けられ、どの天中殺に属するかによって、この世に与えられた役割が変わってきます。特に天中殺は『会社や家系』といった大きな流れに対してどのような役割が与えられているか、といういわゆるアナタ自身の『天命』に当たる重要なポイント。私自身が鑑定する際も、必ずクライアントの天中殺タイプは確認します。

今回は『天中殺タイプ』を確認することによって、継がせたい対象の方の『天命・宿命』に合わせて承継方法を適応させるという方法について解説してみます。

天中殺タイプを分析すると
✅『0→1の創業者』の資質
✅『1→100の会社の承継』に向く資質
といった、その方の役割や資質を知ることができます。後継者候補がいらっしゃる場合は、タイプを確認しながらぜひご覧いただけたらと思います。

『天中殺タイプ』は無料で提供している経営指針シートでご確認いただけます。もしお持ちでない方は下記のリンクよりお取り寄せください。

天中殺タイプごとの継承ポイント

今回は6タイプに分かれるそれぞれの天中殺の役割と、継承方法のポイントについて解説します。

子丑天中殺

新しいことをイチから始める創業者タイプです。

創業者タイプという言葉をこのまま受け取ると、2代目3代目として先代の会社を継ぐのは、ご自身の宿命にはそぐわないということになります。

ただ、だから継承してはいけないということではありません。ですが、そのまま会社のステレオタイプに囚われると良くありませんので、もしこのタイプへ事業承継する際は後継者候補本人が創業するつもりでやりたいことを実現できるような形で承継させてあげることが非常に重要です。

寅卯天中殺

寅卯天中殺の方は2代目3代目運と言われています。つまり、先代から事業継承を受けるのに非常に適したタイプです。

後継者候補の方が持たれている会社経営のビジョンや、会社を通じて社会にどう貢献したいか。ぜひお互いに想いを語り合って頂き、ご自身の想いを極力引き継いでもらうことを意識されると良いと思います。

寅卯天中殺の方は上の方の思いを引き継いでそれをさらに発展させてくことに長けています。事業継承をしても大きなトラブルは発生しにくいでしょう。

辰巳天中殺

辰巳天中殺タイプの方は、亜流二代運と呼ばれる役割をお持ちです。

若いうちは想いを受け継ぎ、今ある組織や役割の中でしっかりこなしていく。ただ、ご自身の『やりたいこと』に気づくことで運命が切り替わり、やりたいことへ向かってドンドン突き進む。そんな宿命をお持ちのタイプです。

もし辰巳天中殺の方へ継がせる場合は、タイミングによって継承方法を少し変える必要があります。

若い頃であればご自身の会社のミッション、課題、後継者の方へ期待していることを伝えることで、目の前の役割をしっかりこなしてくれるでしょう。

ただ、後継者候補ご本人に『やりたいこと』がある場合は極力それを叶えてあげる形で事業継承して頂くと大変良いでしょう。

午未天中殺

午未天中殺の方は事業承継する際に注意点があります。

何故かと言いますと、午未天中殺の方は、宿命上『まとめ運』を持つと言われており、今まで続いてきた組織や家系を終わらせる。もしくはまとめていく役目を持つ方です。

子丑天中殺が始める方であれば、午未天中殺は終わらせる方です。

ともすると、午未天中殺の方へ会社を渡すとすぐに潰してしまうのか、午未天中殺の方へ会社の事業承継をしてはいけないのか、と言いますと、そういうわけではありません

もし、経営者のあなたご自身が作り上げてきた会社や事業を、その後継者候補の方も含めてより次の代、次の代へと引き継いでもらいたい。そう考えている場合であれば、午未天中殺の方への引継ぎは
注意が必要です。

例えば、下記のような形をとると良いでしょう。
中継ぎ選手のように、2年3年と短期間の役割で担っていただく
✅今の会社をそのまま引き継ぐのではなく、別会社として立ち上げたり別の役職につけて、本業の会社を裏から支援していただく

完全に『まとめ運』の宿命を持つご本人の意向に任せてそのまま引き継いでしまうことは、少し注意してください。

申酉天中殺

寅卯天中殺の方と同様に想いを引き継ぐことに長けている、2代目3代目運をお持ちの方です。会社や事業を継承していく相手としてはとても向いているでしょう。

申酉天中殺の方へ継承していく際は会社の課題としていることや、どう会社を伸ばしていきたいか、想いを共有することで、2代目3代目の社長として一生懸命働いてくれる特質があります。

特に申酉天中殺の方は仕事運が強いと言われておりまして、比較的ご自身の身を粉にしてでも働く特質を持っています。

事業継承の時は、ご自身の会社のビジョンを語りしっかり引き継いでいただけますと、申酉天中殺の方が、会社のビジョン実現に向けて前のめりに動いてくれることでしょう。

戌亥天中殺

戌亥天中殺の方は『亜流二代運』という宿命をお持ちで、辰巳天中殺と少し似ているところがあります。若い頃はミッションを与え、会社組織に属することで、任された仕事をしっかりこなしてくれるでしょう。

ただ、戌亥天中殺の方は別名『夢を追う天中殺』と言われています。

会社組織の流れに乗っている最中にご自身の叶えたい夢に目覚めると、これまでの流れから飛び出て、新しいことを始めていく役割を持った方です。どれだけ周りの方に笑われようと、これだ!と思うものに突き進んでいくことがより宿命が開花するポイントとなります。

戌亥天中殺の方へ事業承継する際は、本人が持っている『夢』をよくヒアリングしていただき、極力その夢を叶えてあげる形で事業承継を進めて頂くと良いと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?上記の通り後継者候補の方の6つの天中殺タイプごとに、継承方法の留意点がそれぞれ異なります。

事業承継は長く反映する企業を作っていく上で非常な重要な分岐点となります。昨今は家系に囚われず、ご自身が『この人』とする方へ事業承継するケースも少なくありませんが、少なからず「この会社を存続させてくれるだろうか」と不安は残るものと思います。

『天中殺』を制するものは『人生』を制す。ぜひ、大きな経営判断をする際も前向きに捉え、進むべき道へ歩む指針にして頂けたら幸いです。

下記URLより、ビジネス拡大のヒントとなる経営指針シートをお渡ししております。シートを申し込んでいただいた方は、帝王学コラムも週1~2回お送りしております(※いつでも解除は可能です)まだお持ちでない方は、ぜひこちらよりお申し込みください。

コメントを残す

*