2019.09.07

それは売れるページですか?

ビジネス&マーケティング

売れる文章術「セールスコピーライティング」

あなたはネットや対面で何か商品/サービスを売ったりしているだろうか?

私はコンサルティングの中で、商品・サービス販売のための文章を書くこともしている。
いわゆる「セールスコピーライティング」だ。

LP(ランディングページ)、チラシ、ダイレクトメールやFAX-DM、ハガキなど、色々な「売るための文章」を制作しているのだ。

他の方のLPを添削する機会も多いのだが、このLPを添削する場合の次の手順について解説したい。

逆に言うと、売れる文章はこの順番で作ることができるので、是非参考にして欲しい。

1.前提に筋が通っているか?
2.キャッチコピーは強いか?
3.全体的なテイストが見込み客のイメージに合っているか?
4.プロットに一貫性があるか?
5.パーツごとの出来栄えは?

1.前提に筋が通っているか?

前提とは、誰をターゲットに、何の商品/サービスを、いつ、だれが、どのように販売するつもりかということである。

ここで、前提に無理があったり、筋が取っていない場合は前提そのものを見直すことになる。

例を挙げよう。

例1:「頭痛が良くなります」というページなのに、見込み客は「頭痛」に悩んでいるわけではなく、実は「肩こり」に悩んでいる。

例2:ある商品を売るために、見込み客のメールアドレスを集めるページ(オプトインページという)を作るとする。
しかし、まだ売りたい商品の詳細が決まっていない。
これでは、オプトインページに何を書いていいか分からない。

2.キャッチコピーは強いか?

そのページのキャッチコピーを読んで、
思わず「え!?」となり、続きを読みたくなるか?

これは良い意味での常識否定だ。

例えば、肩こりに悩んでいる人向けに、
「肩こりは揉んでも治りません!」
といったインパクトのある言葉がキャッチになる。

(もちろんウソはダメである。)

キーワードは、「新しさ」と「無料」。
この2つはやはり人の目を引くことができる不変的なものである。

3.全体的なテイストが見込み客のイメージに合っているか?

見込み客が求めているようなページの作りになっているか。
例えば、高価・高級な商品を売るページがチープになっていてはいけない。

・女性向けか、男性向けか
・写真は多い方が良いかどうか
・色遣いは寒色系か暖色系か
・高級路線か、大衆路線か

など、見込み客の期待に合わせたテイストのページになっているかを確認する。

4.プロットに一貫性があるか?

プロットとは、話の流れ、論理展開の順番だ。

・キャッチコピーの証明ができているか
・見込み客を自然な流れで説得できているか
・見込み客の心の疑問に、半歩先回りして答えているか
 (自然にスッと読めるか)
・足りないパーツはないか
・最後が、見込み客の行動(※)に結びついているか
 (※申し込む、購入する、メールアドレスを登録するなど)

などを確認していく。

5.パーツごとの出来栄えは?

最後に、ページの各パーツを細かく確認する。

・誤字脱字がないか
・画像の下にキャプション(説明文)を付けているか
・見込み客に、メリット・ベネフィットがしっかり伝わる文章になっているか
・強調したい部分を太字にしたり色を変えたりして、分かりやすくしているか
・文字が多すぎないか、説明不足なところはないか

などだ。

枝葉に捕らわれないこと

セールスコピーに慣れていない多くの人は、まず5の「パーツごとの出来栄え」、つまり細かいところのあら捜しをしてしまう。
誰にでも分かりやすいため、どうしても枝葉に目が行ってしまいがちだからだ。

しかしここまで読めば分かるように、その前の、1~4こそが重要である。

思わず買ってしまう、行動してしまうコピーは、上記を押さえて作っているものなのだ。
売れる文章を作る際にはぜひ参考にしてほしい。

コメントを残す

*