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なかなかお金が溜まらない経営者必見!松下幸之助流、ダム式経営とは?

なかなかお金が溜まらない経営者必見!松下幸之助流、ダム式経営とは?

お金・仕事術人間関係・組織論会社経営・リーダーシップ帝王学・陰陽五行論

こんにちは、ビジネス陰陽師の吉川です。

経営者やビジネスマンの中には、

「売上は立っているのに、なぜかお金が残らない」
「忙しく働いているのに、会社に余裕がない」

と感じている方も多いのではないでしょうか。

実は、経営において本当に大切なのは、単に売上を上げることだけではありません。いざという時に耐えられる資金的な余力を持ち、同時にチャンスが来た時に一気に攻められる状態を作っておくことです。

今回は、松下幸之助氏が語ったことで有名な「ダム式経営」という考え方をお話しします。松下幸之助氏は、パナソニック創業者で「経営の神様」と言われました。多くの経営者が彼の経営術を学び、松下氏自身もPHP研究所や松下政経塾を立ち上げて、理念や思想を世に残しています。

今回は松下氏の「ダム式経営」を元に、経営者がなぜお金を残すべきなのか、そしてどうすれば会社にしっかりお金を残せるのかを、経営者・ビジネスマン向けに整理してお伝えします。

この内容を動画でご覧になりたい方は、下記よりご視聴ください。(同じ内容になります)

ダム式経営とは何か

松下幸之助氏は、経営を「ダム」にたとえました。ダムには、普段から少しずつ水を貯めておくことで、日照りの時にも水を供給できる余裕があります。

経営も同じです。会社における水とは、お金、時間、人員、生産余力などのことです。
普段から余力を持って経営していれば、不況や市場の変化、急なトラブルが起きても慌てずに対応できます。逆に、常に資金繰りや人員がいつもカツカツで、何とか自転車操業しているような状態では、何か起きた時に一気に苦しくなってしまいます。

さらに、余力がある会社は、ピンチに強いだけでなく、チャンスにも強いのです。新しい市場が見えた時、優秀な人材を採用したい時、思い切った投資をしたい時、手元資金がある会社はすぐに動けます。
この「守り」と「攻め」の両方を可能にするのが、ダム式経営の本質です。

まず必要なのは「お金を残す」と決めること

松下幸之助氏は、ダム式経営をどうすれば実現できるかと問われた時に、「まず、そうするのだと決めることだ」と答えたそうです。

一見すると精神論のように聞こえるかもしれません。しかし、これは本質を突いた言葉です。

なぜなら、多くの会社は、売上を上げることは真剣に考えていても、「会社にしっかりお金を残すこと」を経営の最重要課題としては決めていないからです。利益が出たらすぐに使ってしまう、なんとなく設備を増やす、なんとなく固定費を膨らませる。これでは、お金は残りません。

経営者がまずやるべきは、
「利益を出す」だけでなく、
「利益を残す」
と決めることです。

江戸時代の後期に、農政改革を実施し武士の位まで得た、二宮尊徳(金次郎)も、「三年分の蓄えがなければ真に安定した国とは言えない」、という趣旨の考えを残しています。

会社も同じで、できれば数年分の余力を蓄えていく意識が重要です。

お金を残すための3つの具体策

会社にしっかりとお金を残すための打ち手を、3つ挙げます。

① 単価を上げる発想を持つ

売上を伸ばそうとすると、多くの人はまず集客数を増やそうと考えます。もちろんそれも大事ですが、最初に見直したいのは「単価」です。

安い商品を大量に売るモデルは、忙しくなるわりに利益が残りにくい傾向にあります。一方で、高付加価値の商品やサービスを作れれば、利益率は大きく改善します。

大事なのは、ただ値上げすることではありません。「この価格でも欲しい」と思っていただける価値をどう生み出していくかです。今のサービスを10倍の価格にするとしたら、どんな内容にするか。ストレッチ的な発想にはなりますが、そんな風に考えると、自社の本当の強みや、高単価化のヒントが見えてきます。

② 財務を学ぶ

経営者にとって、財務諸表は会社の健康診断書であり、操縦席の計器のようなものです。今どれだけ利益が出ているのか、現金はどれくらいあるのか、借入とのバランスはどうか。これが分からないままでは、感覚で経営することになってしまいます。

簿記や会計が苦手だという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、経営者自身が数字を読めるようになると、意思決定の精度が一気に上がります。利益を残したいのであれば、財務の理解は避けて通れません。

③ 固定費を下げる

利益を残す上で大きなポイントになるのが、固定費の見直しです。家賃、保険代、倉庫代、通勤費、毎月当然のように出ていくお金を見直すだけでも、会社の体質はかなり変わります。

ただし、ここで注意したいのは、人件費や教育費を安易に削らないことです。人を減らしたり、育成を止めたりすると、短期的にはお金が浮いたとしても、長期的には会社の力が落ちてしまいます。
削るべきは未来を弱くする費用ではなく、惰性で払い続けている無駄な固定費です。

お金が残る会社は、未来に強い

ダム式経営は、単なる節約の話ではありません。未来のために余力を作る、極めて前向きな経営の考え方です。

資金に余裕がある会社は、不況にも耐えられます。社員を守ることができますし、新しい投資もできます。そして、大きなチャンスが来た時に、一気に飛躍できるのです。

経営とは、目先の売上だけを追うものではありません。会社を長く伸ばし、必要な時に大きく動ける状態を作ることです。そのためにも、ぜひ今日から「どう売上を増やすか」だけでなく、「どう利益を残すか」という視点を持ってみてください。

その意識の転換が、会社の未来を大きく変えていくはずです。

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この記事を書いた人

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吉川 正弘

合同会社ブレイン・アドベンチャー 代表。世界四大会計事務所の一つの会社で、のべ1000社以上のコンサルティング業務に携わる。同時に、著名人の本の出版など、10数冊の書籍を手掛ける。
「速読」と「記憶術」を組合せた「ビジネス速読記憶術」をオリジナルで開発し数百人の経営者・ビジネスパーソンの能力向上に貢献。
2021年に陰陽師師範の資格を得て開講した「社長の帝王学」講座は、6期連続定員超え。数百人のビジネスパーソンや経営者の才能を開花させ、成功に導いている。

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