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経営者の仕事とは?人材・組織で悩む社長が見直すべき本質

経営者の仕事とは?人材・組織で悩む社長が見直すべき本質

お金・仕事術人間関係・組織論会社経営・リーダーシップ帝王学・陰陽五行論

こんにちは、ビジネス陰陽師の吉川です。

多くの経営者が、日々さまざまな悩みを抱えています。
特に多いのが、人材育成・組織づくり・採用といった「人」に関する問題です。

思うように人が育たない、組織がまとまらない。そうした課題に直面しながら、現場の仕事に追われている社長も少なくありません。

しかし本来、経営者には「現場を回すこと」以上に重要な仕事があります。それは、組織の方向性を示し、人が育つ環境を整え、会社全体を成長へ導くことです。

では、経営者が本当に果たすべき仕事とは何なのでしょうか。
この記事では、経営者の役割の本質と、組織を成長させるリーダーの考え方を解説しています。

経営者の仕事とは?会社の未来を決める意思決定

経営者の仕事とは何でしょうか。それは現場で手を動かすことではなく、会社の未来を決める「意思決定」にあります。

経営者は企業の最終意思決定者であり、どの方向に進むのかというビジョンを描き、その実現に向けた戦略を定める役割を担います。そして、その戦略を実行できる組織をつくり、企業の成長と存続に責任を持つ存在です。

社員が与えられた役割を遂行する立場であるのに対し、経営者は「何をやるか・何をやらないか」を決める立場にあります。

つまり経営とは、日々の業務ではなく、未来を左右する意思決定なのです。

例えば、

・新しいプロジェクトを今始めるべきか、今のプロジェクトを改善していくのか
・メインの事業を、いつから新しい事業にシフトさせていくのか
・この仕事の責任者に誰を任命するか

経営者がなすべき意思決定は、正解が分からないことも非常に多くあります。それでも決断をして、反対意見があることも知りつつ、会社を前に進めていくのが経営者の役割なのです。

経営者がすべき5つの仕事

ここからは具体的に、経営者がすべき5つの主要な仕事を解説します。私自身、会社員時代から1,000名を超える経営者の方とお会いし、独立した今では自身でも会社経営をしています。つまり、客観的な立場と経営者としての主観的な立場の、両方の経験をもって、解説をしていきます。
正直なところ、これらはなかなか理想通りにはいきませんが、「こうありたい」、「こうあるべき」という姿でもあります。

1.会社のビジョンを示すこと

経営者の最も重要な仕事の一つが、会社のビジョンを示すことです。
会社がどこに向かうのか、何のために存在しているのか(例えば社会やお客様にどのように貢献していくのか)を明確にすることで、組織は同じ方向を向いて進んでいくことができます。

理念やビジョンが曖昧な組織では、社員は目の前の仕事をこなすだけになりがちです。一方で、会社の目的や方向性がはっきりしている組織では、社員一人ひとりが自分の役割を理解し、主体的に行動するようになります。

つまり、組織の未来を描き、それを言葉にして示すことは、経営者にしかできない重要な役割なのです。

2.経営戦略を決めること

経営者のもう一つの大きな仕事は、経営戦略を決めることです。

・どの市場で戦うのか
・どの事業に力を入れるのか
・限られた資源をどこに集中するのか

これらの判断は、会社の未来を大きく左右します。

特に中小企業では、すべてのことに手を広げ、ライバルと戦っていくことはできません。だからこそ、どこに集中し、何をやらないかを決めることが重要になります。
短期的な売上だけでなく、経営戦略に基づいて中長期的な視点で会社の方向性を決めることも、経営者の重要な役割です。

3.人材を見極めること

経営の成否を大きく左右するのが「人」です。

・どんな人を採用するのか
・誰をどのポジションに配置するのか
・将来の幹部候補をどう育てるのか

こうした判断は、すべて経営者の責任のもとで行われます。多くの経営課題は、突き詰めると人の問題に行き着きます。そのため、経営者には「人を見る目」が求められます。

人の特性を見極め、適材適所で活かすことができるかどうかが、組織の成長を大きく左右するのです。

4.強い組織をつくること

会社の成果は、個人の能力だけではなく、組織の力によって生まれます。

・どのような価値観を大切にするのか
・どんな文化を持った組織にするのか
・社員同士が信頼し合える関係をどう築くのか

こうした組織の土台をつくるのも、経営者の重要な仕事です。

優れた組織では、社員同士が協力し、互いの力を活かしながら成果を生み出します。そのためには、安心して挑戦できる環境や、信頼関係に基づいたチームづくりが欠かせません。

組織の雰囲気や文化は、経営者の考え方や行動によって形づくられていくのです。

5.日々意思決定し、最終責任を負うこと

経営者の仕事の本質は、最終的な責任を負うことです。
日々重要な意思決定を下し、リスクを引き受けること。そして、結果に対して責任を持つこと。

これらはすべて、経営者に求められる役割です。

時には難しい判断を迫られることもあります。誰にとっても簡単ではない決断をしなければならない場面もあるでしょう。

それでも最終的に決断し、責任を引き受ける存在がいるからこそ、組織は前に進むことができます。経営者の覚悟が、組織の安定と成長を支えているのです。

多くの経営者が本来の仕事をできていない理由

実は、多くの経営者は「経営者がすべき仕事」を理解しています。しかし、次のような理由によって、本来の仕事ができずに、もどかしさを抱えているのが現状です。私の主宰する「社長の帝王学」講座の受講生の事例も交えながら、解説します。

現場業務に追われてしまう

まず一つ目は、現場業務に追われてしまうことです。本来、経営者はビジョンや戦略を描き、組織全体の方向性を決める立場にあります。しかし、人手不足や属人化した業務の影響で、自らがプレイヤーとして動かざるを得なくなり、気づけば日々のオペレーションに時間を奪われてしまうのです。その結果、未来を考える時間が削られ、重要な意思決定が後回しになります。

例えば、飲食店や修理店などの店舗経営者が、人手不足によってお店のシフトに入りすぎることで、本来の経営業務ができていない、というのはよく聞かれる話です。

人材の問題に振り回される

二つ目は、人材の問題に振り回されることです。採用がうまくいかない、育成が進まない、社員同士の関係が悪いなど、組織の問題は尽きません。本来であれば、組織設計や役割配置によって解決すべき課題も、目の前のトラブル対応に追われることで、本質的な改善に手が回らなくなります。結果として、常に対処療法に追われる状態に陥ります。

例えば、スタッフ間のトラブル解決や、接客レベルが低いことで起きたトラブルの後始末などに経営者が時間を取られるケースなどが該当します。

判断の軸がない

三つ目は、判断の軸がないことです。売上や利益、他社事例、世間の流行などの外部情報に振り回され、自社の一貫した基準を持てていない経営者も少なくありません。軸がないまま判断を重ねると、意思決定に一貫性がなくなり、組織も迷走します。

だからこそ経営者には、自社のビジョンや強み、そして時代の流れを踏まえた「判断の軸」を持つことが不可欠なのです。

例えば、新しいSNSでの集客方法に振り回される、早急にAIの導入を進めてしまう、などの結果、時間や資金等を浪費してしまう会社が増えています。

経営者が本来の仕事に集中するために必要なこと

経営者の本来の仕事は、現場での仕事でも、自分が頑張ることでもありません。
本来の役割は、前半でお伝えした次の5つです。

1. 会社のビジョンを示すこと
2. 経営戦略を決めること
3. 人材を見極めること
4. 強い組織をつくること
5. 日々意思決定し、最終責任を負うこと

    つまり、経営者の仕事は会社のビジョンを描き、それを実現するために「人と組織を動かすこと」と言えます。

    一方で、会社の中でも特に、採用、育成、人材配置、リーダー育成など、人に関わる悩みは尽きないため、会社経営や組織の問題の多くは人の問題とも言われます。だからこそ、これらの問題を解消し、経営者が「人を見る力」を身につけ、適材適所の組織を作っていけば、本来の仕事に集中することができるようになります。

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    この記事を書いた人

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    吉川 正弘

    合同会社ブレイン・アドベンチャー 代表。世界四大会計事務所の一つの会社で、のべ1000社以上のコンサルティング業務に携わる。同時に、著名人の本の出版など、10数冊の書籍を手掛ける。
    「速読」と「記憶術」を組合せた「ビジネス速読記憶術」をオリジナルで開発し数百人の経営者・ビジネスパーソンの能力向上に貢献。
    2021年に陰陽師師範の資格を得て開講した「社長の帝王学」講座は、6期連続定員超え。数百人のビジネスパーソンや経営者の才能を開花させ、成功に導いている。

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