代表者コラム
Column

3つのスキルセット!組織が活性化し、主体的に動くメンバーを育てる力とは?
こんにちは、ビジネス陰陽師の吉川です。
経営者やリーダーの方から、よくこのようなご相談をいただきます。
「社員がなかなか自分で考えて動いてくれない」
「言われたことはやるけれど、それ以上の提案が出てこない」
「もっと主体的に仕事に関わってほしい」
もちろん、社員一人ひとりの能力や意識の差もあります。しかし、組織が主体的に動くかどうかは、社員側だけの問題ではありません。
実は、経営者やリーダーが社員や組織にどのような関わり方をしているかによって、組織の動き方は大きく変わります。
主体的に動く組織をつくるうえで大切なのは、次の3つの力です。
1つ目は、ストーリー力。
2つ目は、出会い力。
3つ目は、持ち寄り力です。
この内容を動画でご覧になりたい方は、下記よりご視聴ください。(同じ内容になります)
1)ストーリー力
1つ目の「ストーリー力」とは、会社のビジョンや経営者自身の思いを、物語として伝える力のことです。
多くの会社では、社員に対して、
「今期は売上1億円を目指そう」
「昨年対比で150%を達成しよう」
「もっと利益率を上げよう」
といった数値目標を伝えます。
もちろん、数字は経営において非常に重要です。
しかし、人は数字だけでは本気で動きません。
社員からすると、
「なぜその数字を目指すのか」
「その目標を達成すると、どんな意味があるのか」
「お客様や社会にどんな価値が生まれるのか」
が見えなければ、単にノルマを押し付けられているように感じてしまいます。
人が本当に動くのは、数字の先にある意味が見えた時です。つまり、目標にストーリーが乗った時なのです。
そのためには、まず経営者自身のストーリーを語ることが大切です。
・なぜこの事業をしているのか。
・なぜこの商品やサービスを世の中に届けたいのか。
・どんな経験があり、どんな思いで今の仕事に取り組んでいるのか。
これを、経営者自身の言葉で語ることです。
私自身も「社長の帝王学」という講座を通じて、経営者やリーダーの方に帝王学や陰陽五行論をお伝えしています。なぜそれを広めたいのかというと、私自身が人生の節目で、宿命や自分の特性を知ることの大切さを強く感じてきたからです。
自分が持って生まれた才能や役割を知り、それを活かすことができれば、人生も経営も大きく変わります。特に、社会的な影響力を持つ経営者やリーダーが、自分自身を深く知り、人を活かす力を身につければ、その影響は会社だけでなく、社員、家族、地域、社会へと広がっていきます。だからこそ、私はこの学問をビジネスの現場に届けたいと考えています。
このように、経営者が自分の思いを語ることで、社員やお客様は単なる商品説明ではなく、その人の人生や信念に触れることができます。そこに共感が生まれ、人が集まり、組織に熱が生まれていくのです。
また、会社のストーリーを語ることも重要です。
この会社は、何のために存在しているのか。
誰のどんな悩みを解決しているのか。
社会にどんな価値を届けようとしているのか。
これを社員に伝えることです。
「この仕事は、お客様の人生や経営を良くすることにつながっている」
そう感じられるようになると、人は自分の仕事に誇りを持てるようになります。
さらに、もう1つ大切なのが、メンバー一人ひとりのストーリーを描くことです。
「あなたはこの会社で、こういう成長ができる」
「この仕事を通じて、こんな力が身につく」
「あなたの人生にとって、この経験はこういう意味がある」
このように、本人の未来と仕事をつなげてあげることです。
人は、自分の仕事が自分の人生につながっていると感じた時、主体的になります。
2)出会い力

2つ目に必要なのが、「出会い力」です。
組織が成長していく時には、必ず良い出会いがあります。良い社員、良いお客様、良い協力者、良い情報やチャンスとの出会いです。
では、良い出会いを増やすために、経営者やリーダーは何をすればよいのでしょうか。
大切なのは、情報発信です。
自分たちが何を考えているのか。
何を大切にしているのか。
どんな未来をつくろうとしているのか。
これらを外に向かって発信していくことです。
SNSでも、メルマガでも、ブログでも、YouTubeでも、人前で話す機会でも構いません。経営者の思いを発信していくことで、その思いに共感する人が現れます。
採用でも営業でも、待っているだけでは良い出会いは生まれません。社長自身の言葉で伝えるからこそ、必要な人に届くのです。
3)持ち寄り力
3つ目に必要なのが、「持ち寄り力」です。
持ち寄り力とは、社員一人ひとりが持っている知識、経験、スキル、アイデアを組織の中に持ち寄り、会社全体を強くしていく力です。
どれほど優秀な経営者でも、すべてを一人で考えて実行することはできません。
現場には現場の知恵があります。お客様と接している社員にしか分からないことがあります。
こうした一人ひとりの知恵を引き出せる会社は強くなります。
ただし、ここで注意しなければならないのが、「言ったもん損」「やったもん損」の空気を作らないことです。
社員が何か提案した時に、
「いいね。じゃあ君が全部やっておいて」
と言われる。
その上、評価もされず、感謝もされないとしたら、社員は次第に、
「余計なことを言わない方がいい」
「提案すると仕事が増えるだけだ」
と考えるようになります。
これでは、主体的な組織にはなりません。
社員がアイデアを出してくれた時、まず大切なのは承認することです。
「よく考えてくれたね」
「その視点は大事だね」
「提案してくれてありがとう」
この一言があるかどうかで、社員の気持ちは大きく変わります。
たとえ、そのアイデアがすぐには使えないものであったとしても、考えて出してくれたこと自体に価値があります。
そして、良い提案や行動に対しては、きちんと評価し、見える形で報いることが大切です。
まとめ

結局のところ、主体的に動く組織をつくるために必要なのは、社員を無理やり動かすことではありません。
経営者がストーリーを語り、良い出会いを生み、社員の知恵を活かすことです。
社員が動かないのではなく、動く意味が見えていないのかもしれません。
社員が考えないのではなく、考えを出しても報われない環境になっているのかもしれません。
良い人材が来ないのではなく、経営者の思いがまだ十分に発信されていないのかもしれません。
強い組織とは、指示命令だけで動く組織ではありません。一人ひとりが自分の役割を理解し、自分の知恵を持ち寄り、共通の物語に向かって動いていく組織です。
その土台をつくるのは、経営者であり、リーダーである あなた自身なのです。
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