社長の帝王学

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不自由を常と思えば不足なし 徳川家康遺訓

不自由を常と思えば不足なし 徳川家康遺訓

帝王学・陰陽五行論

ビジネス陰陽師の吉川です。

今日は徳川家康公の
言葉の紹介です。

不自由を常と思えば不足なし

徳川家康の遺訓にある
「不自由を常と思えば不足なし」

この一文は深いですね。
全文を記載します。

「人の一生は重荷を負って遠き道を行くが如し。

急ぐべからず。不自由を常と思えば不足なし。

心に望み起こらば困窮したる時を思ひ出すべし。

堪忍は無事長久の基。

怒りは敵と思へ。

勝事ばかり知りて、負くる事を知らざれば、
害その身に至る。

己を責めて人を責むるな。
及ばざるは過ぎたるより勝れり」

最初の
「人の一生は重荷を負って遠き道を行くが如し」
という文章も有名ですね。

もともと人は自由ではない

「不自由を常と思えば不足なし」

元々人が、思い通りに物事を
運ぶのは難しいもの。

特に人との争いや人間関係において、
自分の都合がばかリ考えるていると
うまくいくことは少ないでしょう。

・勝ちたい
・人に好かれたい
・他の人より出世したい
・あの人に振り向いてほしい
・みんなが思うように動いてほしい

自分の希望が叶うように、
物事を進めていくのは必要です。

しかしあまりにその結果に執着してしまうと
欲しい結果が得られなかった場合
大きな不満や劣等感を持ってしまいます。

全ての結果をコントロールしようとする
ことで大きな苦しみが生まれてしまうのです。

うまくいかないのが当たり前

うまくいかないのが当たり前だからこそ、
少しでも達成の確率を上げるために
打てる手はすべて打つ。

それでもうまくいかなければ
結果には執着せず
すっぱりとその結果を受け入れる。

そしてまた努力をする。

徳川家康は、幼少時代に織田や今川の
人質として過ごし、
大名となってからも、武田信玄や織田信長、
豊臣秀吉や一向一揆などに苦しめられ、
数々の苦労をしています。

そんな苦労人で、耐え忍ぶ経験から
多くのことを学んだからこそ、
天下を統一し、260年余りも続いた
江戸幕府を開くことができたのです。

我々もあきらめずに努力を続け、
結果を受け入れる姿勢を
身につけたいものです。

この記事を書いた人

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吉川 正弘

合同会社ブレイン・アドベンチャー 代表。世界四大会計事務所の一つの会社で、のべ1000社以上のコンサルティング業務に携わる。同時に、著名人の本の出版など、10数冊の書籍を手掛ける。
「速読」と「記憶術」を組合せた「ビジネス速読記憶術」をオリジナルで開発し数百人の経営者・ビジネスパーソンの能力向上に貢献。
2021年に陰陽師師範の資格を得て開講した「社長の帝王学」講座は、6期連続定員超え。数百人のビジネスパーソンや経営者の才能を開花させ、成功に導いている。

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