社長の帝王学

代表者コラム

Column

どこの川に棲むかより、今いる川でどう泳ぐか

どこの川に棲むかより、今いる川でどう泳ぐか

帝王学・陰陽五行論

ビジネス陰陽師の吉川です。

今日は、所属している組織は関係なく、
全力を出して自分の想いを通すほうが
重要なのではないか、というお話です。

起業したり、会社を作らなくてはダメ?

何年か前の、起業ブームの際。

なぜか
「せっかく色々と学んでいるのなら
 自分の力で夢を叶えるべき」

という感じで、起業や会社を作ることが
もてはやされ、

「会社員でいるのは他人に自分の
 人生を委ねること」
「リスクを取ってこそ成功がある」

と、たくさんの人が言っていた時があります。

私は当時も会社員だったので、
「なぜ会社を思い切って辞めて
 起業しないのか」
「自分の人生を生ききれていないのでは?」

と会社員であることに劣等感を
抱いていたような時がありました。

しかし、今となっては、

それは短絡的な考え方、
それこそ誰かに踊らされている思考
だったなと感じるのです。

環境よりは、生き方、在り方

「暗殺教室」という、映画化もされた
面白い漫画があります。

そこにこんな言葉が出てきていました。

「どの川に棲む(住む)かより、
 その川でどんなふうに泳ぐのかが大事なんだ」

つまり、どの環境にいるのかが大事ではなく、
与えられた環境の中で、自分が主体的に
精一杯生きることが大事、ということ。

起業がエライ、会社員がダメ、
ということではなく、
会社員だとしても、
自分の夢の実現に向かって全力でやること。

そしてもし、
「今までのルールを変えるべき」
「会社そのものを変えるべき」

と感じたら、自分の心に正直になって
そのための行動を起こすことです。

起業家なら、自分が一番偉いですから
会社を変えることは簡単ですが、
会社員がこれをやろうとすると
周りからつぶされますので、
並大抵のことではありません。

それでも「こうすべきだ」と行動する。
周りに影響を与え続けることで
自分の存在が輝いていくのです。

結局は、全力で生きているかどうか

もちろん、常に、組織の中で
戦う必要はありませんし、
戦い続けていると自分も周りも疲弊して
しまいます。

しかし、自分の意思を通すべき、という
ここ一番で、その思いを強く出せるか。

自分の意思を組織の中で
通していくことは、
ある意味、起業家よりも過酷なことです。

会社員なら上のいうことを聞いておけば
やらなくても済むことです。

その中で全力を出すことができれば
あなたの存在感は
どんどん大きくなっていきます。

あなたがもし会社員や組織の人間なら
組織にいることを嘆くのではなく、
その中で全力を出すことを
考えてみてはいかがでしょうか?

この記事を書いた人

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吉川 正弘

合同会社ブレイン・アドベンチャー 代表。世界四大会計事務所の一つの会社で、のべ1000社以上のコンサルティング業務に携わる。同時に、著名人の本の出版など、10数冊の書籍を手掛ける。
「速読」と「記憶術」を組合せた「ビジネス速読記憶術」をオリジナルで開発し数百人の経営者・ビジネスパーソンの能力向上に貢献。
2021年に陰陽師師範の資格を得て開講した「社長の帝王学」講座は、6期連続定員超え。数百人のビジネスパーソンや経営者の才能を開花させ、成功に導いている。

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