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球体思考とは?帝王学が教える多面的な物事の見方で悩みを解消

球体思考とは?帝王学が教える多面的な物事の見方で悩みを解消

帝王学・陰陽五行論

※この記事は、弊社が開催している帝王学・陰陽五行論のセミナーでお伝えしている内容や、参加者の皆さまから実際にいただいたご質問をもとに、2026年7月に内容を加筆・修正しています。

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「球体思考」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

球体思考とは、一つの出来事を一方向からではなく、多面的に捉える考え方です。

人はどうしても、自分の立場や価値観から物事を判断してしまいます。しかし、一つの出来事にも様々な見方があり、それを理解できるようになると、人間関係や仕事の悩みが驚くほど軽くなることがあります。つまり、相手の立場や第三者の視点、さらには時間軸や物事の意味まで含めて考えることで、より本質的な判断ができるようになるのです。

帝王学や陰陽五行論では、このような多面的な見方を非常に重視します。
なぜなら、多くの人を導く立場にある経営者やリーダーほど、一つの見方だけで結論を出してしまうことが大きな失敗につながるからです。
この記事では、球体思考の意味や悩みが軽くなる理由、そして帝王学との関係について解説します。

球体思考とは?

多面思考とは、一方向だけで判断せず、多面的に物事を見る考え方です。球体はどこから見ても球ですが、見る位置によって光の当たり方や見える表情は変わります。

ビジネス上の出来事も同じで、単純に「良い」「悪い」と決めつけるだけでは、本質を見誤ります。たとえば、主力商品の売上が落ちたとき、失敗と捉えることもできますが、顧客ニーズの変化を知り、新商品を開発する好機とも考えられます。人材の退職も、損失である一方、組織体制や働き方を見直すきっかけになります。

一つの面だけで結論を出さず、反対側や周囲、そして未来からといった多様な視点で現状を捉え直すことで、ピンチの中にあるチャンスを発見できるのです。

なぜ球体思考を身につけると悩みが減るのか

球体思考を身に付けると、なぜ様々な悩みを解決する大きな助けになるのか、具体例を交えて解説します。

自分の思い込みから離れられる

悩みが深くなる原因の一つは、「こうあるべきだ」「失敗してはいけない」という思い込みに縛られることです。球体思考を身につけると、一つの解釈に固執せず、見方を増やして別の角度から状況を捉え直せます。

たとえば、部下の反対意見も「自分への批判」ではなく、「計画の弱点を教えてくれる助言」と考えれば、感情的な悩みが減り、冷静に対応できるようになります。

相手の立場を理解しやすくなる

球体思考を身につけると、自分の視点だけでなく、相手の立場や事情から物事を考えられるようになります。人間関係の悩みや誤解・すれ違いも減っていくでしょう。

たとえば、部下の仕事が遅いときも、「やる気がない」と決めつけず、指示が曖昧だった、経験が不足していたなど、別の面から原因を捉えられます。その結果、相手を責めるのではなく、成長につながる対話ができるようになります。

解決策が見つかりやすくなる

問題を一方向からしか見ていないと、思いつく解決策も限られてしまいます。球体思考で視点を加えていくことで、原因や選択肢を幅広く捉えられるようになります。

たとえば、売上が落ちたときも、営業力の不足だけでなく、商品の魅力、顧客層、価格、販売方法など、複数の面から発想を広げて原因を検討できます。その結果、「営業件数を増やす」以外にも、商品を改良する、対象顧客を変える、紹介制度を導入するといった新たな解決策が見つかり、柔軟な対応をしやすくなります。

球体思考で考える具体例

球体思考で考える具体例をいくつか紹介します。

信頼していた友人に厳しい言葉を言われた場合

信頼していた友人から突然、厳しい言葉を浴びせられたとき、自分視点しかなければ反射的に言い返したり、「もう絶交だ」と関係を断ちたくなるかもしれません。しかし球体思考では、一つの物の見方だけで判断はしません。相手視点からは、何か誤解があるのか、あなたを心配するあまり言葉が強くなった可能性もあります。

さらに帝王学の視点では、今までにない衝突は、関係を見直すサイン、あるいは乗り越えることで絆を深める機会とも捉えられます。さらにビジネスの視点から見ると、この経験を人間関係やコミュニケーションの講座づくりに活かせるかもしれません。視点を変えることで、単なるトラブルが学びや成長の材料に変わるのです。

社員が突然退職した場合

信頼していた社員から突然退職を告げられると、経営者は「裏切られた」と感じるかもしれません。しかし、球体思考では、その感情だけで結論を出しません。社員の立場から見れば、新しい環境に挑戦し、自分を成長させるための決断であるかもしれません。また会社側にとっても、評価制度や業務量、人間関係、将来像の伝え方などを見直す組織改善のサインかもしれません。

また、その社員が担っていた仕事を整理することで、属人化の解消や新たな人材の登用につながることもあります。退職を単なる損失と捉えず、本人と組織の次の成長につなげる視点を持つことが大切です。

帝王学ではなぜ球体思考を重視するのか

帝王学が球体思考を重視するのは、リーダーには一面的な判断ではなく、物事の全体を捉える力が求められるからです。陰陽は、光と影、長所と短所、利益と損失のように、あらゆる物事には両面があると見る思想です。そのため、目の前の出来事を単純な善悪だけで判断しません。ある人には正しい決断でも、別の人には不利益になることがあるからですります。

孫氏の兵法 第八 九変編には、「利に雑(まじ)うれば、すなわち務め、信なるべし」という言葉があります。これは、「利益には必ず害悪の一面があると分かっていれば、その事業は必ず成功する」という意味です。物事に対して、常にメリット&デメリット、つまり陰陽を考慮に入れて行動することで、想定外の困難に直面することなく、物事を計画的に進められるのです。

多くの人を導く立場にある経営者は、自分の価値観だけでなく、社員、顧客、取引先、社会など、異なる立場を踏まえて決断する必要があります。球体思考は、対立する意見も含めて全体を見渡し、より多くの人が納得できる道を見つけるために必要な視点なのです。

球体思考を身につける3つの方法

帝王学では必須ともいえる球体思考。具体的にどのように身に付けていけばよいのでしょうか?ここではその方法をご紹介します。

相手の立場から考える

自分の考えだけで判断せず、「相手にはどう見えているか」「なぜそう行動したのか」を考えます。相手の事情や価値観を想像することで、感情的な決めつけを避け、物事を多面的に捉えられます。

第三者の視点を持つ

負の感情に巻き込まれたときは、「第三者ならこの状況をどう見るか」と考えます。自分と相手を一歩離れた位置から眺めることで、思い込みが薄れ、冷静で公平な判断がしやすくなります。

出来事の意味を考える

目の前の出来事を単なる損得や成功・失敗で終わらせず、「何を私(達)・私たちに教えてくれているのか」と考えます。起きた意味を探ることで、問題を成長や改善の機会として捉えられるようになります。

まとめ

球体思考とは、物事を一つの方向から決めつけず、相手の立場や第三者の視点、出来事の意味などから多面的に捉える考え方です。見方を変えることで、問題の中に新たな可能性が見つかり、悩みを軽くする力になります。そして帝王学とは、物事の両面と全体を見渡し、人を導くための球体思考を鍛える学問なのです。
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自分の人生を帝王学の視点から見つめなおすのも球体思考の一環です。
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この記事を書いた人

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吉川 正弘

合同会社ブレイン・アドベンチャー 代表。世界四大会計事務所の一つの会社で、のべ1000社以上のコンサルティング業務に携わる。同時に、著名人の本の出版など、10数冊の書籍を手掛ける。
「速読」と「記憶術」を組合せた「ビジネス速読記憶術」をオリジナルで開発し数百人の経営者・ビジネスパーソンの能力向上に貢献。
2021年に陰陽師師範の資格を得て開講した「社長の帝王学」講座は、6期連続定員超え。数百人のビジネスパーソンや経営者の才能を開花させ、成功に導いている。

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