社長の帝王学

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魅力ある人になるために 「3.五徳を生きる」

魅力ある人になるために 「3.五徳を生きる」

帝王学・陰陽五行論

魅力ある人になるための3つ目の秘訣

今まで、魅力ある人になるためには、次の2つが大事だとお話しした。 これが最後になるが、3つ目として「五徳を生きる」ことをお話ししたい。

五徳とは?

陰陽五行論では、「木・火・土・金・水」の五行をそれぞれ次の5つの「徳」に結び付けている。
  • 木-仁(多くの人のために尽くす徳)
  • 火-礼(礼を尽くす徳)
  • 土-信(信望を得る徳)
  • 金-義(約束を守る・誠実に生きる徳)
  • 水-智(学習を続け、知識や知恵を得る徳)
それぞれを簡単に解説する。

・木-仁(多くの人のために尽くす徳)

愛を持ち、見返りを求めず、周りの人/目の前の人に尽くすこと。 打算からくる親切ではなく、他の人のために一生懸命、自分の持てる力(スキルや知識、お金や人脈など)を使ってお仕えすることである。 もちろん自分がボロボロになるほど、無理をするのでは本末転倒であるが、特に仕事の上で成功するための考え方として、必要なものであるとされる。

・火-礼(礼を尽くす徳)

周りの人を敬い、態度や言葉遣いに表すこと。 元気よく挨拶したり、しっかりとした言葉遣いや態度をとることで、信頼されるようになる。 特に、悪い言葉を使わず、人の悪口を言わない(そういう集団からは距離を取る)ことが大事である。 また相手の地位や性別、年齢などによって、態度を変えず常に誠実でいることでもある。

・土-信(信望を得る徳)

仁・礼・義・智の四徳を意識して生きることで、人間としての魅力が増し、人から信頼を得られるようになる。つまり、他の四徳をしっかり生きる結果として手に入る徳。

・金-義(約束を守る・誠実に生きる徳)

相手と交わした約束を守る、相手をだましたり、卑怯なことをしない。後ろめたいことがなく、誠実に生きること。不正をせず、自分や周りを裏切らないことだ。 特に、自分の状況に不都合が生じたとしても、期待に応える・約束を守る(「義を通す」)ことである。

・水-智(学習を続け、知識や知恵を得る徳)

新しいことを学んだり、現在学んでいることを深めたりしながら、思考を磨き、新しいスキルを身に付けること。変化している世の中においては、今の自分が陳腐化しないよう、学び続ける必要がある。

五徳を生きよう

周りの人に尽くし、礼儀正しく、誠実に・約束を守り、勉強を続けること。 そうした人にこと、大きな信頼が生まれ、魅力を放つようになるのである。 また、五徳は「ここで完成」ということもない。 常に心掛け、生活に落とし込めるように、一生付き合っていく必要がある。 1つ目の、振れ幅(ギャップ)を大きく持つこと 2つ目の、チャレンジし続けること(困難なチャレンジ、毎日の積み重ね) そして3つ目の、五徳を生きること 是非これらを、意識してこれからの生活に取り入れてみてほしい。 たくさんの人をひきつけ、やりたいことを達成できる力が付いていくだろう。  

この記事を書いた人

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吉川 正弘

合同会社ブレイン・アドベンチャー 代表。世界四大会計事務所の一つの会社で、のべ1000社以上のコンサルティング業務に携わる。同時に、著名人の本の出版など、10数冊の書籍を手掛ける。
「速読」と「記憶術」を組合せた「ビジネス速読記憶術」をオリジナルで開発し数百人の経営者・ビジネスパーソンの能力向上に貢献。
2021年に陰陽師師範の資格を得て開講した「社長の帝王学」講座は、6期連続定員超え。数百人のビジネスパーソンや経営者の才能を開花させ、成功に導いている。

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