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天中殺期間中は、攻めずに守る!

天中殺期間中は、攻めずに守る!

帝王学・陰陽五行論

天中殺期間中は、攻めずに守る!

今月6月5日に、月天中殺が空けた。 これからどんどん攻めて、動いていく時期になったのだ。

天中殺(てんちゅうさつ)とは何か?

陰陽五行論では、十干と十二支を組み合わせて宿命を見ることをお伝えした。 ここで十と十二を組み合わせると、12-10=2 が余ることにお気づきだろうか? 12の時間世界と、10の現実(空間)世界。 時間世界からみると、現実世界が組み合わされない時間が2種類あることになる。 これが空亡(くうぼう:つまり空間がない)ともいわれる天中殺で、いくら努力をしても、思いがあっても、現実世界がないので、結果が非常に出にくい時間範囲、ということになる。

天中殺期間とは?

陰陽五行論では、与えられた宿命によって、誰にでも次の天中殺期間がある。
  • 天中殺年(12年間のうち2年間)
  • 天中殺月(12カ月のうち2カ月)
  • 天中殺日(12日のうち2日)
  • 天中殺時間(24時間(12刻)のうち、4時間(2刻))
天中殺期間中には
  • 心が乱れやすい
  • 現実世界が壊れやすい
という現象が現れやすい。

天中殺中に避けるべきこと

気がはやるのだが現実世界が追い付いてこないのだ。 だから次のようなことは、天中殺期間中に避けるべきこととされる。 (これらをやってしまうのも人間だ)
  • 重大な決断
  • 起業、新規事業の立ち上げ
  • 結婚
  • 引っ越し

天中殺期間中にやると良いこと

一方で、天中殺期間中にやると良いとされているのが、
  • ご先祖様の墓参り、神社仏閣へのお参り
  • ボランティア活動
  • 自己成長のための勉強やスポーツを始めること
  • 思いっきり遊ぶ
  • いろいろな見直し
である。 宿命を論じる、算命学(陰陽五行論)で最重要理論とされるのが天中殺論。 天中殺期間中には、地に足を付けて、攻めるよりは守ったほうがいいよ、自分を見つめ直し考えを整理するのによい期間だよ、と教えてくれているのだ。

天中殺期間中に実際起きたこと

私は、「子丑」、「寅卯」、「辰巳」、「午未」、「申酉」、「戌亥」と6種類ある天中殺(誰でもこのどれかに当てはまる)のうちの「辰巳天中殺」。 辰と巳の年、月、日、そして時間が天中殺期間になる。 (月で言うと、毎年4月と5月が辰と巳の月なので、ここが月天中殺になる。) 私も今回の月天中殺に、
  • ある人間関係が壊れた(残念だが、もともと壊れるべきものだったと思う)
  • 体に若干の異常が見つかり、治療につなげた (月天中殺期間中に、医者にかかると異常を見つけてもらいやすい)
  • 仕事の成果は出にくかった
という現象が起きた。(毎年この期間はこんな感じになっている。) また、
  • 自分の見つめ直し/今後の計画の立て直し
  • 新たな勉強(ソシュール思想・意味論やメタ思考、英語等を勉強)
  • スポーツジム通い
といったことに取り組んで準備を行い、その一環として、天中殺明けにこのブログを公開したというわけだ。 天中殺はバイオリズムの低下のようなもので、「嫌だ」といって避けられるものではない。 だから運命上の流れを読んで、「攻め」や「守り」を切り替えながら動いていくことで、次の流れにもスムーズに乗って行けるということなのだ。

この記事を書いた人

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吉川 正弘

合同会社ブレイン・アドベンチャー 代表。世界四大会計事務所の一つの会社で、のべ1000社以上のコンサルティング業務に携わる。同時に、著名人の本の出版など、10数冊の書籍を手掛ける。
「速読」と「記憶術」を組合せた「ビジネス速読記憶術」をオリジナルで開発し数百人の経営者・ビジネスパーソンの能力向上に貢献。
2021年に陰陽師師範の資格を得て開講した「社長の帝王学」講座は、6期連続定員超え。数百人のビジネスパーソンや経営者の才能を開花させ、成功に導いている。

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