代表者コラム
Column
それは売れるページですか?
売れる文章術「セールスコピーライティング」
あなたはネットや対面で何か商品/サービスを売ったりしているだろうか?
私はコンサルティングの中で、商品・サービス販売のための文章を書くこともしている。
いわゆる「セールスコピーライティング」だ。
LP(ランディングページ)、チラシ、ダイレクトメールやFAX-DM、ハガキなど、色々な「売るための文章」を制作しているのだ。
他の方のLPを添削する機会も多いのだが、このLPを添削する場合の次の手順について解説したい。
逆に言うと、売れる文章はこの順番で作ることができるので、是非参考にして欲しい。
1.前提に筋が通っているか?
2.キャッチコピーは強いか?
3.全体的なテイストが見込み客のイメージに合っているか?
4.プロットに一貫性があるか?
5.パーツごとの出来栄えは?
1.前提に筋が通っているか?
前提とは、誰をターゲットに、何の商品/サービスを、いつ、だれが、どのように販売するつもりかということである。
ここで、前提に無理があったり、筋が取っていない場合は前提そのものを見直すことになる。
例を挙げよう。
例1:「頭痛が良くなります」というページなのに、見込み客は「頭痛」に悩んでいるわけではなく、実は「肩こり」に悩んでいる。
例2:ある商品を売るために、見込み客のメールアドレスを集めるページ(オプトインページという)を作るとする。
しかし、まだ売りたい商品の詳細が決まっていない。
これでは、オプトインページに何を書いていいか分からない。
2.キャッチコピーは強いか?
そのページのキャッチコピーを読んで、
思わず「え!?」となり、続きを読みたくなるか?
これは良い意味での常識否定だ。
例えば、肩こりに悩んでいる人向けに、
「肩こりは揉んでも治りません!」
といったインパクトのある言葉がキャッチになる。
(もちろんウソはダメである。)
キーワードは、「新しさ」と「無料」。
この2つはやはり人の目を引くことができる不変的なものである。
3.全体的なテイストが見込み客のイメージに合っているか?
見込み客が求めているようなページの作りになっているか。
例えば、高価・高級な商品を売るページがチープになっていてはいけない。
・女性向けか、男性向けか
・写真は多い方が良いかどうか
・色遣いは寒色系か暖色系か
・高級路線か、大衆路線か
など、見込み客の期待に合わせたテイストのページになっているかを確認する。
4.プロットに一貫性があるか?
プロットとは、話の流れ、論理展開の順番だ。
・キャッチコピーの証明ができているか
・見込み客を自然な流れで説得できているか
・見込み客の心の疑問に、半歩先回りして答えているか
(自然にスッと読めるか)
・足りないパーツはないか
・最後が、見込み客の行動(※)に結びついているか
(※申し込む、購入する、メールアドレスを登録するなど)
などを確認していく。
5.パーツごとの出来栄えは?
最後に、ページの各パーツを細かく確認する。
・誤字脱字がないか
・画像の下にキャプション(説明文)を付けているか
・見込み客に、メリット・ベネフィットがしっかり伝わる文章になっているか
・強調したい部分を太字にしたり色を変えたりして、分かりやすくしているか
・文字が多すぎないか、説明不足なところはないか
などだ。
枝葉に捕らわれないこと
セールスコピーに慣れていない多くの人は、まず5の「パーツごとの出来栄え」、つまり細かいところのあら捜しをしてしまう。
誰にでも分かりやすいため、どうしても枝葉に目が行ってしまいがちだからだ。
しかしここまで読めば分かるように、その前の、1~4こそが重要である。
思わず買ってしまう、行動してしまうコピーは、上記を押さえて作っているものなのだ。
売れる文章を作る際にはぜひ参考にしてほしい。
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