社長の帝王学

代表者コラム

Column

個別コンサルでは何をしているのか?

個別コンサルでは何をしているのか?

帝王学・陰陽五行論

個別コンサルの具体的な手順とは?

最近、個別コンサルティングをさせていただく機会が本当に増えた。

私の場合はビジネスに絡めたコンサルティングなので、その方のビジネスをこれからどういう方向に進めていくか、というテーマでさせていただくことが多い。

今回はこの進め方について、具体的にお話ししたい。

人によって当然変わってくるのだが、基本的には次のようなステップで進めている。
(コンサルを受けていただく方を「クライアント」とする。)

手順1:クライアントへのヒアリング
手順2:クライアントの分析
手順3:コンサル分野の見極め
手順4:アドバイス&話し合い
手順5:行けそうかのチェック

手順1:クライアントへのヒアリング

最初に、クライアントにヒアリングを行う。

・過去の経歴
・現在の状況
・望む未来ややりたいこと
・不安や心配なこと

等をざっと聞かせていただくのだ。

手順2:クライアントの分析

お話を伺いながら、陰陽五行論等の手法を使い、
その方のことを深掘りしていく。

・どういう才能資質があるのか?
・どういうことに向いているのか?
・長所や弱点は何か?
・何に恐怖を感じているのか
・どんなふうに進んでいく、生きていくといいか
・「こうしたい」というお話だがそれは本心か?

手順3:コンサル分野の見極め

コンサルを行う分野が大きく3つあるのだが、クライアントが次のどこに当てはまるかを見極める。

1)やりたいことが明確でない場合
2)やりたいことは明確だが、他と差別化ができていない場合
3)やりたいことも差別化もできている場合

手順4:アドバイス&話し合い

手順3で見極めた中からアドバイスや話し合いを行う。

1)やりたいことが明確でない場合

やりたいことは何か?
そもそも、本当にそれをやりたいのか?
迷っているような場合は、次のような質問を投げかけつつ、やりたいことや方向性を絞り込んでいく。

◆本当にやりたいことは何か?
 (本当にそれをやりたいのか?)
◆なぜそれをやりたいのか?
◆100億円持っていたとしたら何をやるか?

2)やりたいことは明確だが、他との差別化ができていない場合

ライバルとの差別化ができていない場合、その人の過去の経歴やすごい実績、打ち出し方などで差別化ができないか探っていく。

3)やりたいことも差別化もできている場合

3)まで来ている人には次のようなことを整理させていただく。

◆まずは取り組むべきこと
◆やることの優先順位付け
◆具体的な手順や方法のアドバイス

手順5:行けそうかのチェック

最後の手順が大事である。
あくまで実行するのはクライアント自身。
だから、本当に話し合いの結果の、このプランで行けるかどうかを確認する必要がある。

◆行動している自分がイメージできるか
◆表情は明るくなったか、声が明るくなったか
◆何かひっかかりや、心配事はないか(プライベートも含む)

コンサルティングの最後には?

今までお話した内容を、最後に紙等にまとめて渡して差しあげる。
これをお渡しできるとクライアントの満足度は上がるし、内容を思い出しやすいため、行動しやすくなるのだ。

これらの手順は自分が本当に何をしたいのか?どうすべきなのか?のセルフコンサルにも役立つ部分もあるはずだ。

是非自分に対して、セルフコンサルティングをやってみてほしい。

この記事を書いた人

吉川正弘のイメージ写真

吉川 正弘

合同会社ブレイン・アドベンチャー 代表。世界四大会計事務所の一つの会社で、のべ1000社以上のコンサルティング業務に携わる。同時に、著名人の本の出版など、10数冊の書籍を手掛ける。
「速読」と「記憶術」を組合せた「ビジネス速読記憶術」をオリジナルで開発し数百人の経営者・ビジネスパーソンの能力向上に貢献。
2021年に陰陽師師範の資格を得て開講した「社長の帝王学」講座は、6期連続定員超え。数百人のビジネスパーソンや経営者の才能を開花させ、成功に導いている。

無料で社長の経営指針シートを受け取る