社長の帝王学

代表者コラム

Column

山で修行すると悟れるのか?

山で修行すると悟れるのか?

帝王学・陰陽五行論

修行をすると何か変わるのか?

最近、お寺の手伝いをしたり、
山で修行をする機会を
いただけるようになった。

よく聞かれるのが
「修行すると、何か変わったり、
 悟りが開けたりするのですか?」

という質問だ。

答えは、

「何も変わらないし、悟りも開けない」

というのが実感である。

お坊さんたちの実態

お坊さんに接する機会も増えたのだが
お坊さんも人間だということが良く分かった。

冗談も下ネタも言うし、
当然お金も欲しいし、女の子とも付き合いたい。

お酒もたくさん飲んで、タバコを吸う方も多い。

煩悩が消えている人は、
あまりいないのではないかと思う。
(すみません)

心がニュートラルになる瞬間

ただ、お寺に長くいたり、修行したりすると
次のような時がある。

・人々や自然のために祈る瞬間

・無心で山道を歩き、崖を登り、
 谷を降りているとき

・無言で合掌する時

・ふと、大きなものに感謝する時間

・人の優しさや温かさに触れた時

そうしたときに、
余計なことが頭の中から消え、
心がリセットされる気がするのだ。

こうした時間を少しでも持つことが
修行の意味なのかなとも思う。

こういう時間を持てたということは、
心がニュートラルになる瞬間が
あったということ。

だから、日常生活で嫌なことや
辛いことがあったときに、
こうした修行のことを思い出し、
精神状態をチューニングできるようになるのだ。

日常の喧騒の中で

日常の中で喧噪や煩悩に浸っている
時間は非常に長いのだが、

その中で1秒でも1分でも、
心をセンタリングできるような
くさびを打つ。

それが、人里離れたところで
普段やらないようなことを
わざわざやる意味だと今は思っている。

そして、そうした修行や生活をさらっと
こなしている人間臭いお坊さんが、
すごく魅力的に見える理由だと感じているのだ。

「私には無理かな」と思った方。

修行までいかずとも、
たまには自然に触れ、
何かに感謝をしてみると良いだろう。

この記事を書いた人

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吉川 正弘

合同会社ブレイン・アドベンチャー 代表。世界四大会計事務所の一つの会社で、のべ1000社以上のコンサルティング業務に携わる。同時に、著名人の本の出版など、10数冊の書籍を手掛ける。
「速読」と「記憶術」を組合せた「ビジネス速読記憶術」をオリジナルで開発し数百人の経営者・ビジネスパーソンの能力向上に貢献。
2021年に陰陽師師範の資格を得て開講した「社長の帝王学」講座は、6期連続定員超え。数百人のビジネスパーソンや経営者の才能を開花させ、成功に導いている。

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