代表者コラム
Column
成功の鍵は『身口意(しんくい)』にあり!
こんにちは、ビジネス陰陽師の吉川です。今日は、『成功への鍵は「身口意」にあり!』というテーマでお話したいと思います。成功する人には、しばしば共通する特徴が見受けられます。皆さんも思い浮かぶものがあるのではないでしょうか?
✅運がよさそう
✅常にポジティブ
✅良い人に囲まれている
様々なビジネス書で、成功者の共通点について書かれているものもありますが、今回は仏教の教えにある『身口意(しんくい)』を使って、成功する人の行動様式について考察していきたいと思います。
Youtube『社長の帝王学チャンネル』でも発信しておりますので、もし動画で説明をご覧になりたい方は下記からご覧ください。
『身口意(しんくい)』とは?
『身口意』は仏教の基本概念の一つで、仏教徒が心身を整える上で重要な役割を果たしています。具体的に何を指すのかと申しますと
✅「身」=身だしなみ
✅「口」=言葉遣いや表現
✅「意」=心の動きや意識 を指します。
仏教徒は日々の修行を通じてこれらを磨き、内面と外面の調和を図ります。『身・口・意』を整えることは、仏教徒にとっては神様の領域に近づくと言われています。この概念は、現代でも成功を目指す人々にとって有益な指針となりえます。今回は『成功者』という視点から、これから成功したい経営者やビジネスマンが『身口意』をどのように整えていくのがいいのか?解説していきましょう。
①『身』とは?・・・身だしなみのこと
『身』のポイントとしては、ずばり外見や行動が内面の思考や価値観と一致しているかどうかを示します。例えば、農家がお米を生産する際、その仕事に適した作業着を身に着け、脱穀機を操作する様子は、『身』の調和が取れている典型的な例です。
逆に、『一流コンサルタント』と言われている方が、ネクタイもよれていて、靴も手入れが行き届かずボロボロになっていたら、どうでしょうか?「この先生は本当に大丈夫か?」と疑われてしまっても仕方がないのです。周囲の方は、そのあたりをかなり見抜いてしまうものです。
高級な服や時計を身に付けなさい、と言っているわけではなく、『あなたの言っていることが、恰好にマッチしているかどうか』。この点で見て頂くと良いと思います。
➁『口』とは?・・・言葉遣いのこと
『身口意』の『口』は、ずばり言葉遣いになります。成功者の言葉遣いを見るポイントとしては2つあります。
どんな『主語』を使っているか?
1つ目はその人が使っている『主語』です。上手くいきづらい人は、『他の人』や『他の物事』を主語に話すことが多くなります。例えば下記のようなことです。
✅コロナのせいで業績が悪化している
✅政治が悪いから日本も悪くなるんだ
✅戦争が起きているから物資も高くなり入ってこないんだ
こういったことですね。ただ、こうした他人事は、ほとんどが自分でコントロールすることができません。一方でうまく行っている方は、『私』もしくは『我々』、『私たち』が主語になっていることが多くあります。
✅我々は今後このようなサービスを展開します
✅私は流れに合わせてこのように動いていこうと考えています
✅私たちは、この仕事を通して世の中の役に立ちます
日本の景気や政治情勢など、あくまでコントロールできないことは、できないこととして『じゃあどうしたら私たちの力で良くできるか』に焦点を当てることがすごく重要ということです。
言葉遣いが肯定的か否定的か?。
✅やっぱりあいつはダメだ
✅全然できていないじゃないか
こうした否定的な言い方ばかりしていると、周りの方も聞いていてイヤな気分になってくると思います。悪態ばかりついている方と話していると、エネルギーを奪われたように感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
『不満』、『不足』、『怒り』・・・といったマイナスのエネルギーを発している方には、どうしても同じようなエネルギーを持った方を引き寄せてしまう性質があります。
同じことを言うにしても、『肯定的』なものの言い方をするようにしてみましょう。例えば、昼食をとっていて、少し空気を入れ替えたいなと思った際に、窓際にいらっしゃった方へお願いをするとき。
✅「窓をあけてもらえますか」
✅「空気が悪いんだから、早く窓を開けろよ、何してんだ」
どう言われた方が、言われた側が気持ちよく感じるでしょうか?もちろん、前者です。
どうしても余裕がなかったり、イライラしていると、つい乱暴なものの言い方になってしまったり、否定的な言葉を使いたくなってしまうことも気持ちは分かります。ただ、ここでぐっとこらえて肯定的に話し方を変えるだけで、周りの方にエネルギーを与えられる『成功者』体質へ変わっていくことができるでしょう。
③『意』・・・意識をどこに向けるか
意識とは、ずばりエネルギーを指します。どこに自分の注意を向けているか?ということで、どんなエネルギーを自分自身が放っているか、ということと同義になります。
『自分のために』エネルギーを放っている人なのか、『誰か他人のために』エネルギーを出している人なのか、見分けることが、その方が成功者となりやすいかが分かりやすいです。
とても寒い日に、ただ「寒い寒い」とつぶやいていたり、「何か温かいものを持ってきて」とだけ言う方は、とにかく自分に向けてエネルギーを放っていますよね。
さらに怒っていたり、人を貶めようとされる方は、一見他の方に意識が向いているように思うのですが、最終的には自分の思いのままに他人を動かそうとしていていることなので、間違えないようにしてください。
自分だけではなく、もう1つ、他の方に向けたエネルギー回路を出してみる。先ほどの例であれば、「寒くないですか」、「何か温かいものは欲しくないですか」と隣の方に話しかけてみる。人に対する気を配るということは、人を元気にするエネルギーを与えているということになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は仏教用語である『身口意』を用いて、成功者に通じる振る舞いについて解説してみました。ぜひ周りの方を見渡してみて、よく『身』身なり、『口』言葉遣い、『意』意識やエネルギーに目を向けてみてください。
観察を続けることで、目の前の人が成功する方か、そうでないか見分ける目が養われていくことでしょう。ご自身はもちろん、部下や社員が、成功しづらい行動をされていた場合も、以上のことを注意して、ぜひ導いていっていただきたいなと思います。
下記URLより、ビジネス拡大のヒントとなる経営指針シートをお渡ししております。シートを申し込んでいただいた方は、帝王学コラムも週1~2回お送りしております(※いつでも解除は可能です)まだお持ちでない方は、ぜひこちらよりお申し込みください。
おすすめ記事