社長の帝王学

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瀬戸内寂聴さん 宿命通りのスゴイ生き方

瀬戸内寂聴さん 宿命通りのスゴイ生き方

帝王学・陰陽五行論

ビジネス陰陽師の吉川です。

今月、11月9日、小説家で天台宗の
僧侶でもある瀬戸内寂聴先生が
永眠されました。

寂聴先生の生き方に憧れる面も
ありますので、
今日は寂聴先生について
書いてみたいと思います。

■瀬戸内寂聴先生のスゴイ一生

テレビでも特集されていましたので、
ご存じの方も多いかもしれません。

寂聴先生は徳島県出身で、
1943年に結婚、夫の任地北京に渡りました。

1946年、徳島に戻り、夫の教え子の
4歳下の文学青年と不倫、夫に打ち明け、
1950年に正式な離婚をし、
小説家を目指します。

1966年、作家井上光晴と恋愛関係に。
40代最後に四国巡礼の旅を経験し、
1973年、井上との関係を絶つために出家。

『源氏物語』に関連する著作が多く、
新潮同人雑誌賞を皮切りに、
女流文学賞、谷崎潤一郎賞、野間文芸賞
などを受賞されました。

大正から令和まで四世代を生きた
作家でもいらっしゃいました。

まさに波乱万丈の人生であったと
言えますね。

寂聴先生の宿命は?

寂聴先生の宿命を拝見すると、
大変に色事、恋愛に縁が深く、

またエネルギー値が普通の人より
かなり高いこと、
そして、活動範囲が非常に広いことが
特徴として挙げられます。

専業主婦などで家に収まるタイプ
ではなく、新しいことに次々と
精力的にチャレンジしていくのが吉。

宿命を拝見すればするほど、その通りに
生きられて、開花されていた方で
あることが分かります。

先生は、様々なこと(特に男性関係)に
興味を持ち、
自分の心に素直に生きながら、一瞬一瞬、
毎日毎日を、人間として生ききって
こられたと思います。

人生の目的に向かう最晩年期

寂聴先生の最晩年期の宿命は、
次のような目的のためにあると
読みとけます。

「多くの人とつながり、
 癒しや安心感を与えること」

「多くの人に愛を与えること。
 たくさんの人を救うこと」。

「自分の人生を自然体で
 伸びやかに生きること。
 遊ぶように人生を生きること」

晩年のお姿を拝見していてまさに、
これらの生き方を体現されて
いらっしゃったと思います。

忘己利他(もうこりた)の精神

寂聴先生は、「生きるとは?」という
質問に対して、
「今は忘己利他(もうこりた)の精神で
 生きています」
と答えていらっしゃいます。

忘己利他とは、
「自分のことを忘れ、他人のために生きる」
ということ。

そして、読み方の
「もうこりた」=「もう懲りた」が、
自分だけのことを考えて生きるのに
「もう懲りた」ともとらえることができます。

私利私欲を抑えることなく、
本気で全力で発散してきた結果の
「もう懲りた」。

我々がこの境地に達するのは
何歳の頃になるのでしょうか?

寂聴先生の動画も、Youtubeなどでたくさん
公開されているので
是非ごらんください。

生きる勇気をいただくことができますね。

先生のご冥福をお祈りしたいと思います。

この記事を書いた人

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吉川 正弘

合同会社ブレイン・アドベンチャー 代表。世界四大会計事務所の一つの会社で、のべ1000社以上のコンサルティング業務に携わる。同時に、著名人の本の出版など、10数冊の書籍を手掛ける。
「速読」と「記憶術」を組合せた「ビジネス速読記憶術」をオリジナルで開発し数百人の経営者・ビジネスパーソンの能力向上に貢献。
2021年に陰陽師師範の資格を得て開講した「社長の帝王学」講座は、6期連続定員超え。数百人のビジネスパーソンや経営者の才能を開花させ、成功に導いている。

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