ひふみん(加藤一二三九段)の将棋イベント
先日、将棋のイベントの御手伝いをしてきた。
ひふみん(加藤一二三九段)の出版のお手伝いをさせていただいたので、プロモーション活動の一環だ。
将棋イベントでは、プロの将棋棋士や女流棋士が指導対局をしてくれる。
もっと上を知りたい、プロと指してみたいというアマチュアと対局してくれるのだ。
(ハンデをつけてくれ、勝つと記念品がもらえる。)
もちろん将棋の普及のためのイベントなので、講演会や物販、プロ棋士との撮影会などもある。
加藤九段の講演会は大人気であった。
美人棋士たちの凛とした美しさ
その中で特に目を見張ったのは、和服を着こなす女流棋士たちの美しさと凛とした姿だった。
彼女たちは本当に知的で、日本女性の良い部分が非常に出ていると感じた。
知的な部分と伝統的な部分。
これが陰陽五行論で言うところの、玉堂星世界である。
「玉堂星」というのは知性を司り、伝統的なもの・文化を司る星だ。
まさに和服であるとか、お茶・お花のような文化。
そして一見すぐにビジネスに結びつきそうもない、伝統的な勉強。
たとえば、哲学・歴史・文学。
そうしたものを身に付ける星だ。
幸せは玉堂星世界にある
陰陽五行論の格言に「幸せは玉堂星世界にある」という言葉がある。
これは、
真の幸せとは知的な者、つまり教養を持つ者のみが感じることができるというものだ。
同じ景色を見ていても、同じ場所にいても、教養のある者とない者とでは、その感じ方が全く違う。
夕日を見て、感動で涙を流す者、様々な思いを馳せる者もいれば、全く何も感じることのない者もいる。
過去の経験やたくさんの感動的なものに触れ、感性を磨いてきた者のみが到達できるような境地である。
将棋でも、感動的な手、素晴らしい手の意味が分かるのは、ある程度将棋を分かっている者だけだ。
将棋が分からなければ、いくら名人が素晴らしい手を指したと言っても、そこに感動は起こらない。
単にお金を儲けるためだけ、ビジネスで活躍するためだけの勉強では、人間は不十分である。
幸せを感じて生きていくためには、多くの教養を身に付けた方が良い。
もちろん強制されるものではないが、教養を身に付けておいた方が幸せに暮らせるのだ。
将棋の棋士(男性、女性)の立ち居振る舞いは非常に美しい。
私はそこが好きである。
大きな魅力を身に付けるために
知的領域と伝統的な部分の体現者。
そうした方々は、大きな魅力にあふれている。
哲学・歴史・文学といった伝統的な勉強もすることで、大きな魅力を身に付けることができるのだと感じた1日であった。