愛情、人脈、お金、チャンス…を手に入れるには?
陰陽五行論には、相生論という理論がある。
五行は、「木・火・土・金・水」の5つから成り立つが、これらがその順番に生じているということだ。
- 木が燃えて火を作る
- 火が燃えることで土ができる
- 土の中から金が生まれる
- 金の表面に水滴が付き、水ができる。また金は水を浄化する力がある
- 水は木を育てる
「木・火・土・金・水」それぞれが次のものを作り出すことを、陰陽五行論では相生論(そうしょうろん)と言う。
さらに陰陽五行論では、五行に次のものを紐づけている。
- 木:信念、安定した心、自分を守る力
- 火:伝達、伝えること、想いを述べること
- 土:結果、つまり愛情・人脈・チャンス・お金
- 金:官位、つまり肩書き(責任)
- 水:知性、勉強
相生論では、生じる順番こそが大切
相生論では、上記の5つがそれぞれ生じており、その順番こそが重要だ。
- 木:まず人が自分の信念、想いを形成する
- 火:自分の想いを他の人に伝える
- 土:想いを伝えることで、「そういう想いがあるなら、この人に協力しよう」ということで人脈やチャンスがやってくる。そして結果(愛情やお金等)を出す。
- 金:結果を出したことで、世の中の人に「じゃあこの人にはもう少し大きな役割を任せてもいいだろう」と新しいポジション(肩書き)が与えられる
- 水:新しいポジションに上ると、自分の勉強不足を痛感し、勉強をする
そして、勉強をすることで、今までの視野の狭さでは見えてこなかった新しい知識が得られる。
これが、次の新たな信念を形成する。
このように、「木・火・土・金・水」がぐるぐるとそれぞれ生じながら回っているのだ。
それでは、愛情・チャンス・人脈・お金を得るには・・・?
人は誰しも、「土」が表している愛情・チャンス・人脈・お金が欲しい。
しかし相生論を見ていくと、結果だけを追い求めてもそれが手に入る事は少ないことが分かる。
例えば営業の仕事をしているとしたら、仕事で成果を出したいがために、ひたすら営業を繰り返すようなものだ。これでは実際の成果は出づらい。
結果が欲しければ、一つ前のそれを生じている原因を改善する必要があるのだ。
「土」の前は何かを見てみると「火:伝達」であることが分かる。
つまり
結果を生じたいのであれば、自分の想いを伝えることだ。
ここに力を入れることが必要になってくるのである。
だから思うような結果が出ていない人は、想いの伝達不足なのだ。
さらに相生論は、実に多くのことを教えてくれる。
頭が良くなる、「真の知識」の身に付け方
例えば「水」の頭が良くなりたい、真の知識を身につけたいと思ったら、その一つ前の「金:官位」を見る。
そうすれば、
何か責任を1つ引き受けて、新しい事にチャレンジしていくことだ。
そうすれば自分の実力不足に気づかされ、勉強する必要性が生じる。
だから勉強して真の知識が身に付くのだ。
また
「自分の信念が弱い」「考えがない」と思っているなら、とにかく勉強をすることだ。
色々な考え方や知識に触れ、世の中の色々な人と触れ、考え方を吸収していくことでこそ、自分の信念や考え方が形成されていくのである
この相生論を活用して、自分に何が足りないかを考える参考にしてほしい。