社長の帝王学

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宿命中の矛盾の解決方法

宿命中の矛盾の解決方法

帝王学・陰陽五行論

身体の強い星と弱い星を併せ持つと…

依頼を受けて、よく陰陽五行論を使ったアドバイスをやらせていただいている。 そして陰陽五行論では、一人ひとりの命式(宿命)の中に矛盾したものが必ず出てくる。 したがって、これをどう解釈するのかをよく聞かれる。 例えば体が非常に強い星と、体が弱く病気になりやすい星。 この2つを同時に持っている人がいる。 そうした場合、その矛盾をどのように見ていけば良いのか? この場合は矛盾した2つの星がその人の宿命の中に共存すると見る。 したがって、その矛盾点こそが本人の課題や悩んでいるポイントになりやすい。

相反する2つの宿命の改良方法

たとえば先ほどの、体の強い星があるような場合、本人は「世の中を変えたい」という思いをもち、体も強く、革命のエネルギーで突き進んでいく。 一方で、体の弱い星がある。 体が弱いのでどんどん突き進んでいく、前進をしようとしても体を酷使しすぎると前進が止まってしまう。 倒れたり、病気になってしまうことも起きるであろう。 したがって、強い体と推進力を持っているのではあるが、もし疲れを感じたり病気になったりしたのであれば、すぐに休む、病院に行く、というような改良方法が必要になるのだ。 ここに気を付けて、自分のエネルギーや前進力使っていけば良い。

社交的だけど繊細な人

このように自らの宿命の中で矛盾したものを抱えているというケースは他にもある。 例えば非常に朗らかで精神的に安定している星がある。 一方で、心がすごく揺れ動き、人の言動に惑わされやすく繊細で芸術的で星の両方を持ち合わせている場合。 一見非常に社交的には見えながらも、1人になると非常に落ち込んだり、人にちょっと言われたことに必要以上に心が乱される。 この場合は、まずは自分の心の動き、つまり癖を自覚することだ。 自分は色々な人とコミュニケーションは取れるが、必要以上に色々なことに惑わされやすい。 それが分かっているだけでも楽になる。 だんだん、改善を図っていくこともできるだろう。

1つひとつの星に良し悪しはない

陰陽五行論では、一つひとつの星について、良い悪いの判断をつけることはない。 それぞれの星は、自分の思考や考え方、行動様式の癖であると捉えるのだ。 「あなたはそういった思考の癖や行動に陥りやすいですよ」というお知らせサインだと思えばよい。 自分の宿命を理解し、陥りやすい癖をまずは自覚した上で、それをどのように活用すれば良いか。 そして運命をどのように改良していけばよいか、と考えて人生を歩んでいけばよいのだ。 そのためのアドバイスをさせていただいている。 人間必ずしも一貫した宿命ばかりを持っているものではない。 基本的にはほぼ間違いなく自分の宿命の中に矛盾した星があるであろう。 そうした中でまずその矛盾点が人生の課題、精神的な葛藤、肉体的な葛藤となっていること。 そして陰陽五行論とは運命改良学でもあるため、それらをどのように改良していけばよいかをお伝えしている。 自分の中の悩みを言語化して明らかにし、共感してもらえば、人はずいぶん心が楽になる。 非常に喜んでいただけることが多いので、こうした面でもお役に立っていきたいと思う。

この記事を書いた人

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吉川 正弘

合同会社ブレイン・アドベンチャー 代表。世界四大会計事務所の一つの会社で、のべ1000社以上のコンサルティング業務に携わる。同時に、著名人の本の出版など、10数冊の書籍を手掛ける。
「速読」と「記憶術」を組合せた「ビジネス速読記憶術」をオリジナルで開発し数百人の経営者・ビジネスパーソンの能力向上に貢献。
2021年に陰陽師師範の資格を得て開講した「社長の帝王学」講座は、6期連続定員超え。数百人のビジネスパーソンや経営者の才能を開花させ、成功に導いている。

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