ビジネス陰陽師の吉川です。

今回は、空海ゆかりの高知県、
室戸岬(むろとみさき）に行ったお話です。

記憶力が劇的に上がる秘法

弘法大師空海が、若かりし頃、
古今東西の経典を一度読めば暗記できるよう
修行した場所があります。
その場所は室戸岬の御厨人窟（みくろど）。

「虚空蔵求聞持法（こくうぞうぐもんじほう）」
といって、とある真言を、ある場所へ行き、
そこで一定の時間内に百万回となえれば、
あらゆる経典を暗記することができ、
しかも見聞きしたり知覚した全てを
忘れることがないという
インド伝来の驚異の記憶術方です。

それを空海が行ったのが、高知県にある、
室戸岬（むろとみさき）の岩戸、御厨人窟。

こちらの岩戸にこもって、知覚を開いたと言われます。
今回は遠出をしてここに行ってきました！

土産物屋の法螺吹きおばちゃん

室戸岬に行った際に、御厨人窟の場所がわからず、
駐車場の近くにあった
土産物屋のおばちゃんに場所を聞いてみました。
すると…

「あの岩戸は落石の危険があるから
　柵が作られていて今は近くに行けないんだよ。
　明日から入れるよ～」

なんというタイミングの悪さ！
しかし、私は諦めきれずに、
その岩戸に行ってみました。
確かに中には入れなかったのですが、
そこで御朱印を書いてくれた

年配の女性に世間話がてら

「岩戸って明日からしか入れないんですかね？」

と確認してみたら、

「え！？ずっと入れないよ」

衝撃の答え！
いやいや土産物屋のおばちゃん
明日には入られるって言ってたじゃん！
…でも確かに、柵の撤収作業とか
行われる様子はないし
明日入れる感じがしない…

見事に、おばちゃんに騙されました(笑)
息を吐くような嘘をつかれ、
笑いが起きて
一気にテンションが上った出来事でした。

お土産屋のおばちゃんはきっと誰にでも
御厨人窟の柵は明日撤退されると言っているのでしょう。

御厨人窟の近くには行けなかったですが
もし私がお遍路巡りをする際はルートになっているので
再チャレンジしようと思います。