代表者コラム
Column
強制的に人生を変える
人がなかなか、変われないのはなぜ?
人は「変わりたい」と思っても
実は「変わりたくない」生き物です。
ホメオスタシス(恒常性維持機能)という
機能が誰にでも備わっていて、
これが、生体が変化を拒み、
一定の状態を維持しようとする働きです。
寒ければ、震えて体温を上げたり、
熱ければ、汗を出して、気化熱で
体温を下げたりし、
とにかく体の状態をある一定の
快適な状態の中に保とうとします。
同様に、「変わる」ことには
リスクを伴うので
「昨日と同じことをしていれば
高い確率で今日も大丈夫」
ということから、
(実際に大丈夫なことが
ほとんどですよね)
結局は同じような毎日を
過ごしてしまうことになります。
これは「無事に生きる」という
目的からすると本当に
便利な機能です。
強烈に人生が変わるとき
それでは、強烈に人生が変わるときは
どんな時か?
それは、強制的に環境を変えた時、
変えられた時です。
古今東西言われていることですが、
いくつか例を挙げてみましょう。
1)転職(起業)をしたとき
2)付き合う人がガラッと変わったとき
(入学、卒業、結婚、離婚、
新規コミュニティへの入会、脱退、
親しい人・愛する人との別れや出会いですね)
3)住む場所を変えたとき
4)大病したとき
5)倒産、リストラされたとき
6)投獄されたとき
こうした時に、「本当にヤバイ!」と
生きるためにサバイバル本能が働き、
何とかしようともがきながら、
人は変わっていくのです。
現状維持は「ゆるやかな下降」
最初にお話しした、
「昨日と同じことをしていれば
高い確率で今日も大丈夫」
というはその通りなのですが、
「高い確率で」でしかありません。
世の中の変化や発展が早いため
現状維持は、「ゆるやかな下降」に
なります。
つまりこのままいくと、
5年先、10年先は危ないのですね。
しかし、「意思」だけでは人間なかなか
変わりません。
そうした方は是非、意識して環境自体を
変えてみてください。
私も最近、離婚をしまして、
強烈に(強制的に)環境が変わりました。
そうするとやはり不安定になるので、
ものの考え方や行動が変わってきます。
(この話はまたどこかで!)
あなたも、可能なら、引越しや
所属するコミュニティを変えたりして
人生をブラッシュアップしてみませんか?