代表者コラム
Column
盲腸炎で緊急手術&入院3!視野が広がっていく感覚!
ビジネス陰陽師の吉川です。
今日は緊急の盲腸炎(虫垂炎)で
貴重な体感覚を味わった話です。
このお話の続きです。↓↓↓
立ちくらみで倒れこむ
緊急手術し、その夜眠りにつきました。
傷口は痛いし、寝つきも良くはなかったですね。
そして翌日の朝。
腹筋に力が入らず、
ベッドで起き上がることがなかなかできません。
それでも、電動ベッドのため背もたれを起こし、
朝食を食べました。
(朝からお粥が400gくらいあって、
「多すぎるー」とビビりました)
その後、「ちょっと歩いてみましょう」
ということで、点滴をつないだまま
立ち上がったのですが、
ものすごい立ちくらみが。
立っているのもつらく、
汗が噴き出てきました。
「すみません!無理そうです!」
と5メートルも歩けず、ベッドに逆戻り。
血圧を測ってみると、上が60-70くらい
だったので低血圧でしたね。
私は普段、低血圧ではなく、寝覚めは良いため
初めて低血圧の人の感覚や、
朝礼で長い話を聞いて倒れてしまう人の
感覚を味わえました・・・
視野の狭さに初めて気づく
それでも2-3時間後からゆっくりと歩き始め、
トイレに行き、起き上がってご飯を食べ・・・
(歩いたほうが、心肺機能を戻したり、
体力を付けたりするのにいいということで
ヨロヨロと廊下を歩き回っていました。)
とやっていて、翌日、翌々日になり、
そして面白いことに気づきました。
「見えなかったものが
見えるようになっている!」
例えば実は病室の窓からは
東京スカイツリーがバッチリと
見えたのですが、
手術の翌日は全くそんなことに
気づきませんでした。
(手術してなければ、
すぐ気づいたと思います。)
また、あてがっていただいた病室に
テレビがついていることにも
本当に気付かなかったのです。
一歩一歩歩いたり、体力を戻したりするのに
夢中で、まったく外に目が向いて
なかったのですね。
視野が拡大していく感覚を味わう
お腹を切るというのはやはり大変な
事ですね。
体力がガクッと減ります。
しかし極力動き回っていたおかげか、
回復は早かったので、
入院して1日、2日、3日と立つごとに、
周りを認識する能力がどんどん戻っていき、
視野が広がっていく感覚が持てました。
空間把握力というか、きちんとした
視覚、視野が復活したような感じです。
まるで赤ん坊から幼児への世界のように、
人が成長するにつれて
ゆりかごの中から部屋の中、
そして家の中、家を出る、といったように世界が
広がっていく感覚でした。
普通のスピードでどんどん歩くなど、
普段当たり前にできていることが
できなくなるというのも、非常に面白い
経験だったと思います。
普段体験しない、こうした世界を味わえたのも
何か意味があったのだと思いますね。
入院は本当に豊かな体験でした!