代表者コラム
Column
100個の単語を憶える意味とは?
100個の単語を暗記する
本日、もう累計で100名を超える受講者の出た「速読記憶術講座」を実施した。
速読と記憶術を連結し、20分で1冊を速読し、自分に必要な情報を抽出する。
さらに必要ならその内容を記憶する。
そうした講座である。
この講座内で、100個のランダムな単語を憶えてもらうという演習を行う。
するとほとんどの方が、90個以上の単語を暗記して、読み上げたり、書いたりといったことができるようになるのだ。
受講者の年齢は、20代~40代の方が多い。
50代以上の方がいることも珍しくない。
100個の単語を憶える意味とは?
「100個の単語を憶える」というとすごいことではあるが、
「100個の単語を憶えること自体には、あまり意味はない」
と、講座の中でもお話ししている。
そもそもそんなに記憶しなければいけない場面は、実生活やビジネスの上でほとんどないし、もし必要だとしてもリストを持っていれば済む話だからだ。
スマホの中に入れたり、検索したりしてもよいだろう。
自分の頭で大量の情報を覚えておく必要はそれほどない。
それではなぜそんなことをするのか?
その理由は2つある。
みなぎる自信
1つ目は「自分の自信につながるから」
100個の単語を暗記することが自分でできるとは、通常考えない。
それが、多少の苦労は必要ではあるが、できてしまうのだ。
・やってみて、「いける!」と思いました。
・会場に行く電車の中で100個覚えました
・朝起きた時も100個覚えていてびっくりしました
全て今回の受講生の言葉である。
そして実際に達成した後の、受講生の顔つきが変わっているのだ。
「こんなことができた!」という自信である。
私は、その人のセルフイメージは、
「実際に自分ができた」「自分でできるようになった」
という結果を得てこそ、上げられると思う。
アファメーションや、「スゴイ人に習った!」という経験くらいでは変わらないと思うのだ。
脳の容量が広がる
そして、もう一つの理由は、「脳の容量が広がる」こと。
実際、記憶はどれだけ覚えても、一生困らないくらいの容量があるらしいのだ。
世の中には15カ国語を使いこなす人もいる。
記憶のコツをつかむことで、広大な記憶容量にアクセスできる感覚を持てる受講生も多い。
だから覚えること、学習する事のハードルを劇的に下げることができる。
すでに100個の単語を憶えるという体験を積むと、急に
「はい、それではこの20個を覚えてください」
と指示をしても、誰も動揺することなく、記憶してくれるようになる。
一気に能力が拡大するのだ。
あなたもすぐに拒絶せず、まずは枠を超えたものも、受け取ってみてはどうだろうか?
負荷をかけて限界を超えた先に…
あえて脳に負荷をかけ、限界を超える。
一度限界を超えておけば、限界値を上げることができる。
既に一度通った道は、「未知の領域」ではなく、「単なる通り道」となるのだ。
自分の限界に挑戦し、それを超えることで無限の成長を続けることができると、改めて考えさせられた日だった。