2017.12.14

7つの習慣 速習マップ

速読記憶術・名著

超ベストセラー「7つの習慣」

500ページを超える分厚い本であるため、全世界で2000万部以上売れたにも関わらず、これがどんな本か、説明できる人は少ない。
(そもそも「7つある習慣」を全部挙げられる人にほとんど会ったことがない。)

  • 分厚いので、途中で挫折してしまう
  • 最後まで読んでも最初の方を忘れてしまう
  • 読み終わることが目的になってしまい、何も残らない読書をしてしまう

こういう人が多い。(心当たりはあるだろうか?)

「7つの習慣」とはどんな本か

・今の自分の状況があるのは、周りの状況や他人のせいではない。
 自分のものの見方・世の中の捉え方(「パラダイム」という)が原因。
 大きな成果を上げる(成功する)パラダイムを伝えたい。

・人間は成長するにしたがって、「依存」→「自立」→「相互依存」という状態になる。
 相互依存は、自立した人が集まって、役割を持ち大きなことを成し遂げられる状態。

・「依存」から「自立」に行くには、自分をしつけること。
 1.主体性、2.目標、3.自己管理 の3つの習慣が必要。

・「自立」から「相互依存」に行くには、他人との関係を構築すること。
 4.Win-Win、5.相手の理解、6.相乗効果の発揮 の3つの習慣が必要。

・最後に自分を磨き続ける、7.刃を研ぐ習慣が必要。
 これは、①肉体、②精神、③知性、④社会(人間関係)にしっかり時間を使うこと。

・そしてあなたこそが、自分の人生を変えていく人だ。

という本である。

「7つの習慣」がなぜこんなに世の中に広まったのか?

「7つの習慣」は、本質をとらえ、原理原則を説いた本であるため、これだけ世の中に広まった。
(「刺激と反応のモデル」や、「時間管理の4象限」など、刺激的なアイデアも多い。)

習慣こそが、自分の考え方(パラダイム)をコントロールし、毎日の行動につながり、結果を変えていく。

単純なテクニックではなく、日々の生き方やあり方に焦点を当てた本。

本質的な内容なので、陰陽五行論に通じる箇所も非常に多い。

この内容を図を書いて説明すると、10分ほどかかる。
もちろん1つ一つの習慣を細かく話せば、2-3日は話せてしまう内容だ。

「7つの習慣」1秒解説バージョン

一方で、実は、「1秒解説バージョン」というものがあるので紹介しておこう。

この本を一言(1秒)で言うと、「Be Good」、つまり「良くありなさい」ということだ。
「Have Good」(良いものを持ちなさい)でもなく、
「Do Good」(良い行動をしなさい)でもない。

あくまで「あり方こそが大事」、ということだ。

すぐには効果が出るものではないが、毎日7つの習慣を少しずつ実践することで大きな効果を得られる。

興味がわいた方は是非読んでみてほしい。

本は「構造」を読め

本の「構造」から、「7つの習慣」を解説してみた。

本は「構造」でとらえると早い。
つまり、どういう主張を、どういう順番で、何を根拠に書いているのか。

こうした見方をすると、「結局この本は何だったのか?」「読んだけど説明できない」ということにはならない。

当たり前だが本の中では、上記の「7つの習慣」を詳細に解説している。
分厚い本を単純に最初から読んでいくとどうなるか。

たくさんのエピソードや、枝葉の部分に捕らわれてしまい、全体を捕まえることができないのだ。

私は本の構造をとらえるため、「名著」と言われる本の内容を1枚のマップにしている。
いわゆる「マインドマップ」なのだが、私は「速習マップ」と呼んでいる。

この速習マップを使用して名著の内容を短時間で解説すると、本を読んでいなくても、読んだ以上に頭に残るのだ。

7つの習慣の速習マップ

実際1年半ほど、そうした読書会をしてきた。

今後、こうした名著の紹介もしていきたいと思う。

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