年末年始の、お札書き速習

陰陽五行論

数百枚のお札書き

大晦日から1月4日の年始にかけて、東北にある1300年の歴史を持つ由緒あるお寺で、お札(おふだ)に参拝者の出身地とお名前、願いごとを書くご奉仕をさせていただいた。

お寺では朝6時から2時間おきに護摩(ごま)焚きの修法を行い、護摩の炎でお札を清める。

そしてお寺に参拝にいらした方に、清めたお札をお渡しするのだ。
お札には、その方の出身地とお名前、願いごとが書かれている。
年末年始のご奉仕ということでお寺にお邪魔したが、お札を作成してお渡しする作業を拝見したときに、足りないのは明らかに筆を使う書き手さんであった。

そこで私はもう30年前ほどにはなるが、書道を習っていた経験があったので、書き手をさせていただけないかと申し出た。

書き手さんたちは高齢な方が多く、最初は戸惑っていたが、非常に忙しかったので、「まずは試しに」と了承いただいた。1-2枚書いてみると、「まぁよかろう」ということで書き手をさせていただいたのだ。

それから5日間にわたり、およそ数百人分の名前書きをさせていただいた。
もちろん1年の願いを込めたお札であるから、1枚1枚心を込めて、願いが成就するよう書かせていただいた。
そして感謝の言葉をいただいたのだ。

今回は、なぜこのお札を書くという重要な仕事ができたのか、それを深いレベルとは言えないまでもある程度マスターできたのか。
その話をしてみたい。

最速でスキルアップする3つのポイント

今の話のポイントは3つある。

1.まず実戦に手を挙げたこと

「やります」そう言って、まずはバッターボックスに立つ事が重要である。
もしここでうまくいかなければ、「すみませんでした」と言って引いても良いのだ。
まず言い出してみないことには始まらない。

さらにそれが、本番であり、真剣勝負であったということだ。
当然1枚1枚、心を込めて書く必要がある。
プレッシャーは大きいが、実戦に勝る真剣になれる場はない。
最も成長できる場だ。

2.一度試してみたこと

筆で文字を書くことは、本当に久しぶりだったので、うまくできる確信は全くなかった。また字に求められるレベルも、観察はしていたものの、やはり分からなかった。

だから試しに書かせていただいたのだ。
「全然だめだね」ということであれば、やめておけばいいと思ったし、まずは一度試させていただいたのだ。
すると「こう書くといいよ」と大先輩からのフィードバックがあり、続けても良くなったのだ。
やりもしないうちから、「できません」と逃げてしまってはいけない。

3.回数をこなし、フィードバックを受けて改善し続けたこと

今回は、数百枚という大量のお札を書かせていただいた。
その中で毎回少しずつ、色々な改良を私なりにし、自分の修正点を直そうとしていた。
また、先輩方の書いたお札を折に触れて観察し、線の引き方、ハネ、トメ、文字のバランス、配置…と言ったところを自分のものと見比べた。
そうして得たフィードバックを元に、また改善を続ける、という作業を行ったのだ。

こうしたところを意識してやったことで、どんどん上達していくのが自分でも分かった。

新年に新しいスキルを身に付けて…

どこにポイントがあるかということを予測しながら、1枚1枚のお札を書く。
手を抜くわけにはいかない。

そうしたことを5日間も続けさせていただいたのは、新年から非常に大きな意味があったと思う。
また、お邪魔する前には全く思ってもみなかった「お札書き」という新たなスキルを身に付けることができたのは、非常に楽しかった。

上記で挙げた3つのポイントを意識することによって、短時間である程度の仕事ができるようになると思う。

ぜひ新しいスキルを身に付ける際には、こうしたことを意識してやっていってほしい。

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