2022.01.05

龍がお礼に光をともす!閼伽井嶽の龍燈伝説

日常や趣味等

ビジネス陰陽師の吉川です。

一昨日までお世話になっていた
福島県の常福寺。

色々な逸話がありますので、
今日はそのお話。

やはり、1200年の歴史あるお寺はスゴイ!

そもそも「閼伽井嶽(あかいだけ)」とは?

赤井嶽(閼伽井嶽)は標高605mで、
二ツ箭山、湯の岳とともに磐城三山の
ひとつに数えられる霊山です。

「閼伽井嶽(あかいだけ)」の閼伽(あか)は
サンスクリット語に源を持つ仏教用語で、
仏前に供える水を意味します。
その水を汲む井戸が閼伽井(あかい)です。

そして、閼伽井嶽のお寺 常福寺の中には、
昔弘法大師が湧き出させたとの伝説がある
「弘法水(こうぼうすい)」が出る泉が
あります。

その泉の上に堂が建てられ、弘法大師
座像が祀(まつ)られており、

どんな日照りでも、泉の水は涸れることなく、
眼病のある人がこの水で目を浄めると、
速やかに治ると言われる、
霊泉となっています。

水晶で霊験あらたかな水に!

ちなみに、お寺の名前、常福寺は
正式には、
「真言宗智山派 水晶山玉蔵院常福寺」。

「水晶山」というように実際に
水晶が山の中にあり、
その水晶で水がろ過されたのでは?
という話もあるそうです。

空海と最澄を育てたお坊さんが開山!

このお寺は、約1200年前の大同元年(806年)、
徳一(とくいつ)というお坊さんによって
開山された言われています。

徳一さんは、仏教界のスーパースター
弘法大師 空海さんと、
伝教大師 最澄さんを導いたとされる
スゴイお坊さん。

そこら辺から、「弘法水」の話が
つながっているのですね。

竜宮伝説もある!

そして、閼伽井嶽には、なんと
「竜宮伝説」もあります。

実は「竜宮伝説」は、日本各地に
形を少しずつ変え、散らばっているそう。

そして、閼伽井嶽の竜宮伝説は、
龍と人間(乙姫様)の恋の物語。

龍に見初められた乙姫様(娘)が、
龍と結婚し子供ができるのですが、
難産になってしまいます。

そこで龍が、「何とか安産を!」と
このお寺の薬師如来さまにお祈りし、
人間との結婚が許され、
無事に安産で子どもが生まれたそう。

そのお礼に、龍が燈火(ともしび)を
運んで献ずるようになり、
その燈火が灯ったとされるのが
龍燈杉(りゅうとうすぎ)。

パワースポット、
そして子宝や安産祈願のために
訪れる人がたくさんいます。

パワースポットや見どころも多い
お寺ですので、
(今回のお正月のお手伝いで知った話が
 たくさんありました)

是非行ってみてください!

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